Bearnard Steam統計とチャート

プラットフォーマー×ターン制カードバトル。 個人的に過去プレイしたゲームで言えばCursed to Golfという作品に似ている。 ダンジョン内を移動し、道中でコインやカード・アーティファクトを収集→ 敵を見つけて先制で一発入れるか一定時間敵の視界内に留まって発見ゲージがMAXになると戦闘 を繰り返しながら進んでいく流れで、戦闘システムとしては ・行動ポイント(AP)制。ポイントは移動とカード使用で共用 ・グリッド制。ハシゴはどれだけ高低差があっても１ポイントの消費で昇降できる ・弓矢の弾道をターゲットに合わせて攻撃 ・カードは使い捨て という特徴が挙げられる。 弓矢はギミック攻略のためにも用いる。 プラットフォーマー定番の昇降床や時間制限床などは無く、ハシゴの昇降、ジャンプでの飛び移り、スイッチ操作が主。 変わり種としてはオブジェクトを撃って飛ばし、箱の中に入れる玉入れなどもある。 奈落の底に落ちればもちろん死ぬが、残機制ではなくチェックポイントまたは任意のセーブ地点から何度でもリトライできる。 この部分で行き詰まることは考えなくていい位の難易度で、あくまで「プラットフォーマー風に移動するだけ」と思っても良い。 隠し部屋や収集要素もあるがマップ機能がなく、なんでもないような所が一方通行になっていたり、トラップは何度踏んでも弾切れにならないなど探索の快適性は低い。 周囲を見回すコマンドはあるが範囲が狭く、「奈落っぽいけど下に何かあるかもしれないから一回落ちてみよう」→「やっぱり何も無いんかーい（ゆっくり落下死）」のパターンによく行き当たる。 手札の上限が８枚。 基本的に入手可能なリソースの数は決まっており、失敗した時でも稼ぎ要素や救済要素はない。 この２つの仕様が負の相乗効果を生んでおり、「強いカードを切った後でもっと厳しい戦闘が待っていたらどうしようか」という不安を抱えながらプレイすることになる。 それに備えようすればいざという時のための強カードが手札を圧迫し、気軽に使える低レアリティのカードのための枠を確保できなくなったりする。 「今は枠がないからと処分してしまうと後々困るのではないか」という懸念からドロップして持ちきれないカードはその場に置いておくという選択になりがちで、手札枠が空き次第それを拾いに戻るという時間がプレイの一定割合を占める。 しかしそれ以上に精神を削ってきたのは「敵に回避率やガード率が設定されている」というRPGにおいてはごく普通の事実だった。 矢の弾道上に敵がいなければ当然攻撃は外れるが、上手く軌道を合わせられたとしても回避パリィを決められる可能性がある。 HPが２ケタに乗るかどうかというこのゲームにおいては１つミスを犯しただけでも痛手を負い、それを埋め合わせるような救済がないため一度負った傷は後のゲームプレイにも影響する。 そういったミス＝リセットを考えてしまうゲーム性の上にこの二段階抽選である。 弾道合わせを失敗すればリセット、敵が死ぬまで攻撃がヒットし続けなければリセット、敵が複数いれば全滅させるまでこの繰り返し（戦闘中のセーブは不可）。 実際にはある程度ミスできるしそこまで高難度でもない気もするが、詰みたくないと思えばそういうプレイになってしまうので厳しい。