Samurai Gunn のレビュー

ここ1,2年の間でにわかにムーブメントが起きているオフラインco-opの筆頭。 オンラインでの対戦、co-opが特別な体験でなくなった今、barcade/パーティ等で"あえて顔を突き合わせて遊ぶ"体験が新鮮だ、という事を本作やTowerfallが提示している。

ハイスピードスラッシュアクションゲーム。 って・・・勝手に作ったジャンルのようですが、本当にそういった感じの作品です。 ゲームのコンセプトとしては、「手軽に奥の深い合戦を楽しめられる作品」 といったもののようですが、想像以上に攻防の読みあいと、立ち回りが必要になるため 息をのむ一戦を毎度楽しむことができます。 ゲームシステムとしては、手軽でありながらも止めどきを忘れてしまう新しい感覚のアクションゲームで、 スラッシュ＆ショットとジャンプ＆壁キックといった簡単操作で、ひたすら斬り捨てるといった内容です。 単純なようですが、１スラッシュ後の若干のスキと、ジャンプ中の一瞬の無防備状態が斬り捨てられる余裕をつくる 要因となり、緊張感を醸し出します。 この要素が、連続でキルしたときの爽快感と、デスしたときの悔しい気持ちを、バランスよく両立させてくれるため盛り上がらせてくれます。 さらに、ステージギミックによる小細工が覆いかぶさり、対戦では大きく楽しさに反映します。 モードは、バーサスとサバイバルがあります。 バーサスは４プレイヤーまでの対戦内容で、シングルではプレイできません。 サバイバルは４プレイヤーまでの協力で、様々なステージで襲ってくる一定数の敵侍を斬り倒していく内容です。 ちなみに、シングルでできるのはサバイバルモードだけなのですが、１ステージに１レベルごと上がっていく内容なので、ボリューム はあります。ただ数が数なので、一人で多人数の敵を斬り崩すのは厳しいです。 結論としては、内容が素晴らしすぎるだけにローカルマルチプレイヤーしかないのが残念。 シングルでは、「モードが少なすぎるのでは？」と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、 内容はシングルでも末永く楽しめられるものなので損をすることはありません。 買う前に内容だけ見ると、コストパフォーマンスが悪いと感じられるでしょう。 でもこれは「斬新な楽しさの芸術作品」なんで残り続けるはず、気になっている方がいたら有無を言わさずオススメしますよ。