GUNFIELD のレビュー

[h1]値段相応の出来だがおすすめできるかというとちょっとおすすめしかねる[/h1] 580円という値段からすると悪くないかもしれない。 ただ「ゲームとしての面白さ」で見た場合は「面白い」というにはバランスの悪さが気になった作品だった。 [h1]翻訳[/h1] 若干違和感はあるが、比較的自然な日本語。 [h1]美少女イラスト[/h1] 本作には4つのルートがあり、それぞれのラスボスを倒すことでルート別の一枚絵を拝むことができる。別にエロくもなければ、美麗なイラストというわけではないので過剰な期待はしないように。 [h1]永続アップグレードについて[/h1] 本作は1プレイで得られる通貨量が多いこともあって1回オールクリアするだけで一度に多くの機能をアップグレードできるのが嬉しい。 裏を返せばプレイの短さを意味しており、実際のところ最小4プレイで一通りのコンテンツが終わってしまう（小声 また火力上昇系については頭打ちが早いため、ヴァンサバライクの仕様を取り入れているとは言え、ヴァンサバライクで味わえるような「火力で敵を圧倒」できるゲームではない。 [h1]武器の強弱[/h1] 本作は武器枠5つ、パッシブスキル枠5つとなっている。 強力な武器はあれど「弱すぎて使い物にならない武器」はないように感じたので「俺はこれが使いやすいんだ」というものを選んで遊ぶことができる。 ただパッシブスキルについては明確な強弱が出ており、火力を特化させる系のビルド（ダメージアップ、対ボスダメージアップ、クリティカル率アップ、クリティカルダメージアップ）にするとボスの撃破効率がそれなりに違ってくるように感じた。 [h1]バランス[/h1] 最初に書いたようにバランスは悪い。 何がどう悪いかというと敵が始終硬く、特にボス戦は欧米中インディー縦STGあるあるの高耐久タイプなのでボス戦が長く、冗長である。永続アップグレードで火力関係を最大まで強化し、ステージ中のパッシブスキルを火力特化にしてもなお硬い。 そういったこともあって全体を通して爽快感が乏しく、敵の攻撃はぬるめでこちらの攻撃は気持ち良さを感じないため退屈である。ルート上の最終ボスを倒すと次のプレイでは新しいルートへ進めるようになるが、やっていることは「硬い敵に対してひたすら撃ち込んでいるだけ」という変わり映えのないプレイ体験なのでルートの追加が退屈さの緩和になっても面白さに繋がっていない。 [h1]まとめ[/h1] 10年ぐらい前にSteamで何作品かあった「初期機体が貧弱で同じステージを繰り返しプレイして通貨を貯めて、徐々に強くしていく」タイプの欧米インディー縦STGと似たようなプレイ体験だった。 仕様としてヴァンサバライクのものを取り入れてはいるものの根底は同じ。 すなわち撃つ楽しさも避ける楽しさも稼ぐ楽しさもボスとの緊張感ある戦いもない。

凄く良いゲーム。 最初は自機が育っていないので苦しい戦いを強いられるものの、永続アップグレードを繰り返すことで誰でもクリアできる難易度にまで下がる。 シューティングゲームというよりは育成RPGに近いのかもしれない。 一応、下敷きはヴァンサバの縦シューティング版なのだが、振り直しも余裕があるので思った通りのビルドで進むことができるので楽しい。 ステージ数もしっかりあり、ビルドによって攻略が変わるので長く遊べる。 1プレイが短いので、ちょっとした空き時間にプレイできるのも良いところ。 STG好きなら買っておいて損はない。