TraumaCore Violence のレビュー
TraumaCore Violence is a 2D Character Action Game with a focus on intense, snappy combat and in-depth movement mechanics; set within the psyche of a woman who has just had her mind snap.
アプリID | 2284460 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Discade Project |
出版社 | Discade Project |
カテゴリー | シングルプレイヤー, マルチプレイヤー, コープ, フルコントローラーサポート, 共有/分割画面協力プレイ, 共有/分割画面, リモートプレイテゲザー |
ジャンル | インディー, アクション |
発売日 | 6 5月, 2023 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | English |

1 総評
0 ポジティブなレビュー
1 否定的レビュー
否定的 スコア
TraumaCore Violence は合計 1 件のレビューを獲得しており、そのうち 0 件が好評、1 件が不評です。総合スコアは「否定的」です。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
65 分
「[i]あなたにとって"これ"は常に他人の身に起こることだった。自分の身にふりかかるとは思ってもいなかった[/i]」
TraumaCore Violence は2D横スクロールハイスピード高難度アクションだ。
精神の檻の中に閉じ込められた主人公 Uzi を操り、テディベアや雪だるまや天使に対して、銃を乱射したり拳を振るったり防御したりしつつ、彼女が抱える苦い過去へと潜っていく。
Uzi の挙動はかなりピーキーで、コマンド技もそこそこ豊富。操作に慣れるまでやや時間を要するかもしれない。
表現はかなりバイオレント。というか、ゴア。[url=store.steampowered.com/app/211260/They_Bleed_Pixels/]They bleed pixels[/url]なんかを想起するレベルで、敵を倒すと血がバシャバシャ吹き出る。血の形状や量は設定で細かく変更可能で、血の量をレベル30以上にすると視覚的にプレイの邪魔になるくらいの血糊が飛びまくる。
難易度は高い……というか作者の想定している難易度とは別に、ところどころ理不尽な仕様のせいでややストレスフルになっている。
たとえば、被弾時の無敵時間がほぼない。これにやたらみっちり配置された敵が絶え間なく弾丸を放ってくる状況が加わると、どうなるか。
一度喰らうと防御も回避も不可能なまま、ライフが0になるまで踊り続けることになる。つらい。
また、進行不能バグも見受けられる。チェックポイントから再開できるのでそこまで致命的ではないが。
コマンド入力式の技もうまく機能しないことが多く、スライディングなどは発動条件が安定していないように思える。このへんはあんまし操作に習熟しないままクリアしてしまったせいもあるかも。
一周回が短め(一時間足らずで終わる)なので、何度も周回して操作を極め、スコアアタックに挑むのが正しい遊び方なのかもしれない。知らんけど。
こういうふうに書くとあんまり練られていない雑なゲーム、といった印象を持たれるかもしれない。まあたしかに多分にそういう部分はあるのだろう。
むつかしいのはその粗さが「意図された味」でもあるかもしれない点だ。
本作は[url=aesthetics.fandom.com/wiki/Traumacore] Traumacore という Internet aesthetics[/url](ネット起源の芸術・文化のスタイル)をフィーチャーしている。
その精神性は主には幼少期に負ったトラウマ(たとえば親からの虐待)に起因し、ノスタルジックで少女的なかわいらしいイメージと、自己嫌悪や希死念慮などといった不穏なイメージを同居させることで当事者の混乱した心境や苦痛を表現する。
子ども向けキャラクター(ハローキティやマイメロなど)やピンクカラー中心で構成された部屋といった少女趣味な写真に、ネガティブで自罰的な言葉をコラージュするなどした不穏なミーム画像に象徴されるジャンルだ。日本で言うところの「病みカワ」に近い。
言葉では説明しにくいので Traumacore というキーワードで画像検索などしてもらったほうが早いかもしれない。本作では Traumacore の一側面である宗教的モチーフも強く出ている。
つまり、TraumaCore Violence の粗めで理不尽なデザインも、舞台となっているUziのざらついてままらないメンタリティを表現しているといえるといえばいえる。
もっとも、視点人物のメンタル面での困難をアクションの難易度に反映した作品はすでに Celeste などがあるわけで、そういう洗練された前例に比べるとゲームとしてはあまり楽しくはない。
ブロークンなモチーフを表現するからといって、作品まで不出来にする必要はないのではないか。
ストーリー。
画像にしろ音楽にしろ Traumacore 的なアートはトラウマそれ自体の核心を明確につくことはあまりない。
本作の主人公 Uzi の抱える過去もまた断片的にフラッシュバックして語られるだけで、その全容はいまいち掴みづらい。
よくいえば雰囲気のある、わるくいえば思わせぶりなストーリーテリングで、結局なにがいいたいのかよくわからない。
「それもまた Traumacore 的な表現なんだよ」といわれればそれまでかもしれないのだけれど、つってもさあ、なひっかかりは残る。窮極的には、流行りのワードに乗っかっただけでは、という気さえしてくる。
アクション面でも物語面でももっと期待できる芽が見えていただけに、なんともはがゆい一作。
👍 : 4 |
😃 : 0
否定的