The Legend of Heroes: Trails through Daybreak のレビュー
戦後の好景気に沸く多民族国家《カルバード共和国》。民族問題や政治革命で揺れ動くその首都の片隅で、《裏解決屋(スプリガン)》を営むヴァンのもとに舞い込んだ “奇妙な依頼”。この事がやがて、共和国を震撼させる事態へ──。
アプリID | 2138610 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Nihon Falcom, PH3 GmbH |
出版社 | NIS America, Inc. |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, フルコントローラーサポート |
ジャンル | アクション, アドベンチャー |
発売日 | 1 3月, 2023 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | Japanese |
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2 総評
2 ポジティブなレビュー
0 否定的レビュー
否定的 スコア
The Legend of Heroes: Trails through Daybreak は合計 2 件のレビューを獲得しており、そのうち 2 件が好評、0 件が不評です。総合スコアは「否定的」です。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
11376 分
[h1]<まずは結論>[/h1]
・シリーズ初プレイでも本作品から始めるなら悪くはない
・軌跡シリーズのファンにはもちろんオススメ
[h1]<ストーリー>[/h1]
時系列は前作「創の軌跡」から1年半後。「カルバード共和国」というシリーズ初の舞台で、新たな主人公「ヴァン・アークライド」の物語が描かれる。ヴァンはこれまでの軌跡シリーズに登場した様々な人物と関わりを持っており、それが物語に複雑さと独自性を持たせることに一役買っている。主人公としての立ち位置はこれまでとは異なり、遊撃士や警察のような「表」の勢力でも、結社やマフィアのような「裏」の勢力でもない「グレー」な立場から事件にアプローチしていく。
[h1]<良かった点>[/h1]
・[u]シリーズファンは絶対やろうね[/u]
前作までの事件が意外なところで補完されたり、死んだと思われていた「あの人物」が生きていたりと、シリーズファンなら興奮するであろう話が満載。
・[u]新規プレイヤーにもオススメできる・・・かも[/u]
軌跡シリーズになじみのないプレイヤーにとっては「どの作品からやればええんや!」となりがちだが、本作は新しい舞台と新しい主人公で物語が進むため、足がかりとしては最もオススメできる。ただし、シリーズをプレイしていないと話についていけない場面も多いのでそのあたりはスルーする方向でいいだろう(と言うことにしておかないとどうしようもないので)。
・[u]挑戦的な戦闘システム[/u]
今までのターン制コマンドバトルに加え、本作ではアクションバトルも織り交ぜられている。新システム自体が熟し切れていないこともあり雑な部分がところどころに見られるが、戦闘自体のテンポは非常に良くなった。
・[u]キャラ強化システムの一新[/u]
キャラ強化に関してもリメイクされており、クオーツに設定された属性値の合計で特定の追加効果(シャードスキル)が発動するようになったり、アーツはクオーツに関係なく自由に付け替えできるようになったりと様々な工夫が見られる。それゆえのビルドの乏しさ(後述)も見受けられるが、その部分の改善は次回作以降に期待したい。
[h1]<悪かった点>[/h1]
・[u]新規プレイヤーに優しくない面も[/u]
キャラたちの会話が知識のないプレイヤーを置いてけぼりにすることも。「彼(彼女)はもしかして・・・」とか、「ああ、あの組織の・・・」などとキャラたちが心の中で勝手に自己完結してしまうことが多く、過去作をプレイした人でないと100%理解できない場面がちらほら。というかプレイした人でもわからないことすらある。
・[u]ATBインジケータが不親切[/u]
味方と敵の行動順を表すインジケータが、前作までと比べると非常にわかりづらくなっている。特に、アーツを発動するタイミングが敵の行動の「前」なのか「後」なのかが一切わからないのが致命的。他にも敵の行動を遅らせた場合にどこまで行動順が下がるのかもわからない。これに関しても次回作以降に改善してくれることを期待したい。
・[u]固定敵/ボス戦への最適化が不十分[/u]
新しい戦闘システムは雑魚戦においては爽快でプレイしていて楽しいのだが、イベントの固定敵やボス戦になるとアクションバトルを一切行えず強制的にコマンドバトルになってしまうため、これではせっかくの挑戦的なシステムも台無しである。
・[u]ビルドが多様性に乏しい[/u]
こちらもシステムを一新したせいなのか、キャラ強化の方向性が「クリティカル特化」か「アーツ特化」くらいしか選択肢が無い。前作までなら他にも「反撃特化」「ブレイク特化(本作におけるスタン)」などの方向性があったのだが、どちらも本作のシステムには合っていない。
・[u]スタンさせる意味が薄い[/u]
前作までで言うところの「ブレイク」、本作で言うところの「スタン」なのだが、本作ではスタンさせたとしても短くて1ターン後、長くて3ターン後あたりにはスタンが解除されてしまいほぼ意味がない。ホロウコアにスタン時間延長を持つものがあるが、それをスタンのタイミングに合わせるためにはSブレイクで無理矢理ねじ込むしかない。そこまでお膳立てしたとしても、それ以降のコンボに繋げられるかというと答えは否で、スタン時ダメージアップのクオーツは一品物、延長しても結局スタンはすぐに終わるといいことはない。次回作では(以下略
・[u]コンプリート状況の確認がしづらい[/u]
前作(創の軌跡)まではアチーブメント関連のコンプリート状況と総数がわかりやすく表示されており、「コンプリートまで何がどのくらい足りないか」を確認するのが簡単だったが、本作ではなぜか劣化してしまっている。例えば、戦闘ノートを埋める過程で「どの場所のどの敵が戦闘ノートに未登録なのか」がまったくわからなくなってしまっている、など。なぜ退化した?
[h1]<おまけ:「英雄伝説」について>[/h1]
日本ゲーム業界の老舗である日本Falcomの名作RPG「英雄伝説」シリーズ。その王道ながらも重厚なストーリーは2004年に発売された「英雄伝説 空の軌跡」を皮切りに同じ世界観で続いており、本作は「英雄伝説 創の軌跡」の続編。
■軌跡シリーズの歴史
空の軌跡FC(First Chapter)
空の軌跡SC(Second Chapter)
空の軌跡3rd
零の軌跡
碧の軌跡
閃の軌跡
閃の軌跡Ⅱ
閃の軌跡Ⅲ
閃の軌跡Ⅳ
創の軌跡
黎の軌跡(本作)
※「軌跡」と名の付くタイトルは他にもあるが、ここでは割愛。
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