Missile Command: Recharged のレビュー

性懲りも......いや、リブート版 Missile Commandの続編というよりは、似たシステムで新たなフィーチャーを追加した特別仕様の作品です。BGMも含めて軽妙だった前作とはちがい、よりダークな雰囲気を備え、攻略に特化したような作りになりました。難易度もそれなりです。 新しい要素としては、パワーアップ系に逆のブーストがかけられることでしょうか。ランキングに影響があるので、おいそれと有効にできないようですが、そのあたりに興味がなければ攻略の助けにはなりそうです。 従来からある要素の変更点としては、拡散弾や、ボム系の範囲拡大などといったパワーアップの地味な変更にくわえ、敵の装備が大幅に拡充されたことでしょうか。ミサイルを斉射するドローン、低高度で緩やかな弾道を描く砲弾を発射する地上戦車、静止した状態から地上施設を狙い撃ちする高速レーザー衛星などなど。特にレーザー衛星は、本シリーズの禁じ手ともいうべき巡行ミサイルよろしく、先読みが当たり前のゲーム性を超えてくるので強敵です。ボスキャラ的な存在もいるようなので遭うのが楽しみです......当面、たどりつけそうにありませんが。 設定関連のメニューはマウスではなくキーボードのみの操作で一瞬不安になりましたが、ミッション中はマウスなどで問題なく照準を合わせることができるのでほとんど気になりませんでした。 それにしても、この時期にこうしたフィーチャーを投入してきたことには何か意味があるんでしょうか......。

[h1]砲弾でミサイルを迎撃しなければならないのに砲弾でミサイルが迎撃ができない（何言ってんだ[/h1] 何もかもが分かりにくい。 時が70年、80年で止まっているAtariによるゲーム。原典は知らない。 [h1]ゲームルール[/h1] 上からミサイルが降ってくるので地上の砲台を操作しながらそれをひたすら迎撃するものとなっている。獲得したスコアは通貨にもなっており、永続アップグレードがある点はなんだかAtariの分際で現代らしい仕様を取り込んでいる。 ただゲームルールの説明が一切ないあたりはAtariだな、と変な安心感がある。うん、実に不親切。 さて、本作は砲台を操作してミサイルを迎撃と書いたが、まず大事なのは「こちらの砲弾を敵のミサイルにぶつけるゲーム」ではないということだ。何言ってんだという感じである。 ではどうやって迎撃するかというと発射した砲弾は照準位置で爆発するのだが、その爆発に破壊判定があるようでミサイルをそれに巻き込むことで破壊できることが数プレイしてわかった。そうなんだ、このゲーム、基本ルールの説明すらないのだ。 [h1]ユーザビリティ[/h1] 他の不親切な点としては何発かミサイルが当たるとゲームオーバーになるのだが、それが何発目なのか耐久力が表示されていないのでまるでわからない。永続アップグレードも日本語訳がわかるようでわかりにくいのもあったり、アップグレードをする際になぜか小分けして強化される謎仕様もある。 具体的に言うと次の強化に「4000」必要な場合、その項目に対して4000ポイントを一気につぎ込むのではなくなぜか1回の決定ボタンに対して800つぎ込むので5回押さなければならない意味不明さだ。小分けしてどうする。これで例えばポイントが毎プレイリセットされるのであれば、理に適った仕様だが別に失われるわけではないので謎すぎる。 [h1]総合的に[/h1] ゲームとしては決してつまらないわけではないが、奥行きがあるかというとちょっと疑問でもあるので、しばらくプレイしたら飽きそうな予感がひしひしと感じる。 とりあえずRemote Play Togertherに対応しているのでフレンドを誘って遊んでみたいと思う。