Hex Picross のレビュー

2022/9/2に大幅アップデートが有り、全く別のゲームになりました。 こんな変わったの始めて見たよ… 変更前の六角形だけれど2方向しか数字がない、が、3方向の数字が表示されるようになり、 その数字の意味も、いわゆるロジックパズルと似た意味(順番が決めれれていないことが違う)になりました。 また、完成図が、なんとなくそれなりの図形っぽいものになるようになりました。 とはいえ、複数の解答があり得る問題が出るのは変わらず、また問題が、 解いてて楽しい感じはしない適当感があり、おすすめはしにくいです。 以下は2022/9/2の仕様変更前のレビューです。 三問目でもうやる気を無くしました。 HEXであっても、実質方形と同じく2軸しかないということも気になりますが、 論理パズルとしては、解答が複数存在するという時点で話になりません。 この価格でもおすすめできません。

珍しいHexタイプのピクロス。 一般的なピクロスでは一つのブロックに縦横2つの数字が関わるが、本作では一つのブロックに対して3つの数字が関わってくる。この変化はまさに進化と言えるもので、ルールを変えずにプレイの目線が変わってくるこのチャレンジは大変面白くプレイしていて楽しい。しかし、これが新しいスタイルなだけに本作では問題も抱えており、それがゲームプレイに致命的な欠陥をもたらしてしまっている。大きく3つあるので一つずつ説明していく。 まず1つ目は、一つのブロックに3つの数字が関わることでパズルが簡単になりすぎること。一つのブロックを解決するとそれに対して今まで以上の3つの見方が出来るので一斉にあちこちで確定するブロックが生まれ、瞬く間にパズルが完成してしまうこと。これではパズルを解く楽しみが薄くなってしまう。 2つ目は、確定しない状態があること。どの数字を見ても一つのブロックも確定できない状態ができてしまい、まるっきり勘でブロックを埋めてスタートせざるを得ないステージがいくつか存在している。ヘックスにしたことでパズル作成時のエラーを検出するアルゴリズムがまだ未熟なのか、それもと先に挙げたようにパズルが簡単になってしまうことへのカウンターで敢えてそうしているのかは分からないが、とにかくこれはパズルの欠陥と言って差し支えないだろう。 最後に3つ目は、回答の図形が線対称や点対称など単調で、パズルを正直に解く必要がないステージが多いこと。数字を見ずにブロックを埋められるのはピクロスを遊ぶ者にとっては非常にストレスを感じるものであることは共感してもらえると思う。 と、以上のように不満点を挙げてきたが、冒頭でも言ったようにブロックをヘックスにしたことは進歩を感じるし面白いものであるのは間違いないので、このアイデアに対してお勧めとするか悩むところだが、残念ながら本作を「ピクロスのパズルゲーム」として遊ぶには違ったところで多くのストレスと忍耐を必要としてしまうことから否定的なレビューとする。