OVERTOP のレビュー

20分で登頂。はっきり言いますが、自分はこれを登山ゲーと呼びたくないです。最初から最後まで薄いゲーム内容のせいで自分にとってこのゲームに立ちはだかっているものはただの虚無でした。これはさすがに擁護できない… 良い点： ありません。 ダメな点： ・とにかく内容が薄い。ストーリーはなんとなく理解できるのですが、オープニングもエンディングもどちらもあっさり終わってしまったため、ゲームをクリアしたとしても達成感がほとんどなかったです。しかもエンディングが終わったらすぐにタイトルに戻ったのでそのときはむしろ動揺していましたね。こういったところからもこのゲームを雑に作っていたんだろうなぁという印象を感じられてしまいます。 ・簡単すぎる。正直この内容で登頂に20分もかけたのはむしろ時間をかけすぎたほうだと思っています。一度水に落ちて最初からやり直しになりましたが、全体を通してミスをしたのは1回しか無かったため、簡単すぎてむしろ面白くなかったです。自分としては一般的な登山ゲーであれば1つのマップをクリアするのに10時間程度はかけるほか、数えられないくらいの回数落下するのが普通だと思っているのでなおさら。初見で20分でできる登山ゲーって聞いたことないのですが… 　また、一部の足場の当たり判定や進行方向が分かりづらい点や、何の情報もない坂のギミックについては不親切さを感じました。最初の坂のギミックに乗ったら動作が効かなくなってそのまま水に落ちて最初からやり直し、みたいなことは誰もがやりそうな気がする ・山登りがとても単調。このゲームには3段ジャンプができるキャラの移動のしかたに応じたひねりのあるマップ構成がほとんどなかったほか、全体的なマップについては細い足場を渡ったり段々になっている足場を超えたりといった配置がほとんどを占めていたため、たったの20分間プレイしていたのにも関わらず飽きを感じていました。正直「今ちゃんと登ってるのかな？」と思っていたときもありましたね。しかもほとんどの足場は2段ジャンプだけでも余裕を持っていけるため、そちらも難易度を大幅に下げている要因にも思えます。 ・ゲームの内容に反して動作が重すぎる。これだけスカスカなゲーム内容だというのに容量は1.2GB。大きすぎます。しかもゲーム中の動作もかなり重かったので、自分の環境だと常にラグが発生しておりとても辛かったです。ほとんど背景が原因でここまで大規模なものになっているんだろうと勝手に思っていますが、背景ではなく背景以外のその他の要素にもっと力を入れるべきだと思います。 正直に言いますと、ゲームのシステム、キャラの動作、マップ構成と、どれをとってもいいところが何一つ無いゲームだなとクリアしたときに思いました。登山ゲーとしての根本的な部分すらできていないように思えたので、ちょっとこれには自分もお手上げです。 0.4時間しかプレイしてないけど全実績獲得できたしもう二度とやりたくない…