Conquistador のレビュー

[h1]どんなゲームなのか？[/h1] 何故か裸の赤男が洞穴を冒険する？というゲーム。デモ版が配布されていたころからさわってますが、超絶良ゲーです。一言で言うと「Spelunky」を再解釈したゲームですけど、あれのパクリではない完成度を誇る。オリジナルなシステムがところどころ光るゲームになってます。赤男に象徴されるように世界観が独特ですね。たしかにあれをオマージュしてるのだろうな、とか、強い影響を受けているのだろうな、というようなギミックの印象はあります。ですが、個性的なグラフィックスが代表するように”このゲームならでは”という側面が強く感じられる。 [h1]グラ以外どこが具体的に良いか？[/h1] 例えば、トラップのタイミングとかに工夫がされている。「Spelunky」のように鬼畜なタイミングで発動しないってのが一番のポイント。若干これらの罠やギミックが遅めなので、視認した後回避がギリでできるように設計されている。落下石トラップもそうですし、針発動トラップもそうです（「Spelunky」ではおなじみだったと思います）。このように、トラップの発動タイミングが若干緩めだったり、蛙のショップで使える金がかなりとりやすかったりで、うまくバランスが取れています。 [h1]「Spelunky」が出来なかったことをやっている[/h1] その分、攻略不可能！って（個人的には）思わされた、このゲームの先代ともいえる「Spelunky」より随分と難易度は簡単になってる印象を受けます。爆弾の挙動も極めて形式的ですし、扱いに困る・不挙動があるという側面はほとんどない。確かに”死にゲー”ではあるものの、挙動が極めてわかりやすく、かつ、上達もしやすいバージョンの「Spelunky」といったところでしょうね。2Dプラットフォーマーとしてゲームのオリジナルな解釈ができていて、このゲームだからこそ、という側面が強調されてる。 [h1]2Dローグライクプラットフォーマとしては異色な点もある[/h1] あとステージが進んでいくと特殊なアイテムが持てたり（2段ジャンプはデモ版の時点で既に確認）、どうやらボス戦があるようなんですよね。トレイラーでは巨大なモンスターと戦う（逃げる？）シーンがありますね。この手のローグライク2Dプラットフォーマーにはボス戦はないことが多々ですから、この点でもすごく個性的だと思う。 [h1]とても遊びやすい死にゲーの新境地を切り開いたゲーム[/h1] かなり遊びやすい！「Spelunky」シリーズは受け付けなかったけど、その設計コンセプトには賛同できた…というかたに”こういう2Dプラットフォーマー死にゲーもあるんですよ！”という新たなる提起になっていると思う。そういう意で「Spelunky」が好きだった方にも合わなかった方にもｵﾇﾇﾒできるﾌﾞﾂに仕上がっています。とてつもなくいいゲームなので、ぜひ買ってみてほしい。これから自分ももっとやり込みます！