MagicalMagicWorld Steam統計とチャート

低評価はつけていますが、堅実には作られている高難易度アクションです。 特に配信者（リアクション芸込み）には話題性も高いので正しくは「人による」という評価になります。 [strike]俺はどうしても幽霊が許せないんや…[/strike] とあるSNSでフォローしてくれた配信者さんが作ったということで購入。 ほかの配信者さんがやってるのを見てますが、エーテル未使用で初クリアまでプレイしてのレビューです。 [h1]VtuberによるVtuberのためのVtuberのアクションゲーム[/h1] Vtuberの「魔法少女こはく」さんが作ったロックマンライクなアクションゲーム。 登場するボスもそれぞれVtuberとなっており各キャラ設定にちなんだであろうステージとなっており、 ちゃんと背景も差別化されております。 ただしギミックはシンプルなものが多めでステージギミックの影響が大きいのはパルフェゴールステージぐらいでしょうか。 背景演出に関しては蓮乃葉のっすステージが群を抜いて物語性が感じられる構成になっています。 主人公は製作者の魔法少女こはくさん本人で、３連続の近接攻撃と回避のスライディングのアクションと、 倒したボスの能力を使って進んでいく感じです。 ちなみに、スライディング等で３連撃のキャンセル連続攻撃等のちょっとした悪さとかはできない仕様なので、 隙を消したいなら細かくジャンプ攻撃を行う感じになります。 難易度はかなり高めで、いわゆる初見〇しのみならず、「動きがわかったところでどうすればいいんだ？」 となるタイプの配置や攻撃もあるようなタイプの調整です。 ステージやボスの難易度も結構ばらつきがあり、初期状態での攻略が容易なステージ、ボスもあれば、 ある程度自由選択にもかかわらず、特殊武器前提のボスもいるような感じです。 特に、後述する「蓮乃葉のっす」ステージはは道中、ボスともに全ステージ中屈指の理不尽さを誇るステージとなっています。 正直バランスに関しては、単なる難しいを超えて理不尽、または「配信映えのための初見〇し」となっており、 純粋にゲームとして一人で黙々とプレイするにはストレスがたまるタイプのミスを誘う作りになっている印象でした。 特にのっすステージが道中、ボスともにこのゲームにおける理不尽要素の大多数を占めます。 その最大の要因である道中に出現する「幽霊」の雑魚ですが、倒しても再度出現するいわゆる「無限沸き」の雑魚になっています。 これだけ聞くと普通に感じるかもしれませんが、下記の要素が組み合わさることで凶悪な敵となっています。 まず一つは「無敵化する行動をする」ということです。いわゆるマ〇オのテ□サのに似た動きをし、 プレイヤーと向き合って止まっている間は無敵、プレイヤーが背を向けると動き出し、 動いてる間と止まった直後はダメージが通る、といった敵となっています。 そのため、単純に倒しにくい敵ということになります。 二つ目は「倒した後、無限沸きをする場所は完全に固定」ということです。 中盤辺りはジャンプの途中や動く足場の軌道上に初期位置が設定されており、 倒しても脅威として排除することができません。 もちろん向き合って停止していてもちゃんと攻撃判定はあります。 三つ目は「倒した後の再出現演出」にも攻撃判定があるということです。 つまり倒して完全に出現するまでの間に通り抜けようにも、再出現演出の発生までの時間自体が３秒もなく、 誘導や精密操作といったものを全ステージ屈指の難易度で求められます。 それをのっすステージだけで合計３回ほど求められます。 おまけに、１か所は本来無限沸きではない敵が、幽霊の対処をしようとするとちょうど画面外の再セット位置ギリギリで復活するので、常に能動的にプレイヤーを狙う種類の敵までも実質的な無限沸きと化しています。 [b]しかも落ちると即ミスの動く足場地帯で。[/b] [strike]ほんまにこの調整でええおもたんか…？[/strike] そして肝心のボスですが、これも後半ステージ含めた全ボス中最強格です。 のっすと３体の分身が出現し、全員が順にお札を飛ばしてくる、というのが基本的な動きになります。 分身を含めた４体のうち、どれがのっす本体となるのかはランダム。 出現パターンも完全ランダムではありませんが、いくつかの位置の組み合わせのうちからランダムです。 [b]しかも、平気で特殊攻撃を使わない限り攻撃を当てられない場所にも出現します。[/b] さらなる理不尽は、出現位置に重なっていたらダメージを受けます。 [b]出現位置予告や出現演出なしで[/b] 一応、すべてのパターンに対して出現には当たらない安全地帯こそありますが、お札攻撃の回避位置ではどうしても終わりの位置がどれかのパターンと重なるようになり、もはや運ゲーです。 極めつけには「出現後お札攻撃の出始めは無敵」というのもあります。弱点武器が当てにくいのにこれはさすがにひどすぎる仕打ち。 残機をため込んで攻略しようにも、自分がやられても特殊武器エネルギーが回復しないため、 弱点武器を含む上空に届く特殊武器でで倒しきれなかった時には、 上空に逃げ回るのっすの理不尽なランダム要素に翻弄され続けるハメになることも。 多分リトライ回数は全ステージ中一番多かったでしょう。 あとはラスボスも、固定パターンだから許される一つ一つの動きをランダムにピックアップして放ってくる印象。 [strike]ジャンプでもスライディングでも回避がギリギリになる斜め体当たりはダメだって[/strike] ↑解決する特殊武器がありました。ただし弱点武器ではないので確実に体当たりをよけるか、 すれ違いざまに弱点武器を当てるかの二者択一になっています。 ほかにも全体的に、「見えない落とし穴、見えない場所にいる敵による奇襲」がかなり使われているため、 その辺も配信映えはするけど…みたいなやられを誘発する印象となっています。 [strike]平成のプレイヤー蹴落としすフリゲみたいな理不尽はワイは苦手なんよ…[/strike] そんな感じで全体的には配信者がやるにはちょうどいいのかもしれませんが、 そうでないプレイヤーが遊ぶには少し理不尽な点が目立つ作品なのかなという印象でした。