Nekomew's Nightmares のレビュー

[h1] ネコミュウくんが可愛い、良BGM搭載、怖さは控えめボリューム多めなホラーリズムゲーム [/h1] 日本語対応済み。 登場するホラー演出はジャンプスケアのみではあるが、リズムゲーのテンポを妨げないように 怖さは控えめで、ミス後の猶予も余裕を持てるように長めに用意されている。 ゲーム操作はいたって簡単、画面上の流れてくるガイドに従って4つのキー・ボタンのみを使う。 悪夢の中で迫ってくる[spoiler] 過去に会った人物や死別などのトラウマを元にした [/spoiler] 様々なモンスターから身を守ったり回避しながら、光る人形に導かれてネコミュウが悪夢を克服していくゲーム。 ミスは3回まで。 難易度もデフォルトでは優しめだが、クリア後に登場する高速ステージ・テンポ変動ステージや、 1ミスで失敗するステージの他、流れてくる操作キーガイドを非表示にしテンポと演出のみで 操作判断をしなければならない「ガイドレスチャレンジモード」も全ステージに用意されており、 リズムゲーに慣れた人間でも程々の難易度でゲームを楽しめる作りになっている。 同じ操作を求められるステージも多々存在するが、別々の悪夢の操作を次々に求められたり、 使用されるBGMとテンポが各ステージで変わるため、飽きが来ず楽しめる。 また、回転するマスを推し進め3つ揃えた悪夢を発生させるパズル要素を加えたステージや、 同時再生されるBGMを聞き分け、近付いて来る悪夢の接近を察知し、 それを遠ざける火の着火と、燃料になるロウソクをリソース管理する「ケーキゲーム」も遊べる。 ストーリーそのものは短めだが、音符を通貨にしてアンロックするコンテンツが大量に存在する。 これらはステージクリア時に貰える他、1日1回ログボで貰えたり、クリア時のボーナスで多く獲得ができる。 買えるものは、ネコミュウと人形の見た目を変えるスキンや、ネコミュウの過去の出来事を垣間見れるムービー、 ギャラリーで試聴できるディスクの購入が可能。 微々たるものではあるがマイナス点も存在。 ごく一部にクリア条件が分かりにくいステージが存在する。 ・カメラマンステージ 郵便箱を軸に前後左右の4方向に隠れるステージ。 時間切れになる前に、カメラマンが現れた場所と反対の方向へ移動する必要がある。 ここまでは簡単だが、カメラマンが1フェーズ複数回現れた時は、 カメラマンが"現れた方向"に向かって"その方向順に"、"現れた回数分だけ移動"しなければミスになってしまう。 初見では混乱するプレイヤーもいると思われる。 ・囁き声ステージ このゲーム屈指の難関ステージ、また、最も恐怖度も高い。 他ステージのような怪しくも楽し気なBGMはなく、真っ暗な空間に隠れて怯えているネコミュウと環境音しか流れない。 突然背後の扉が開きカウントダウンが発生し、0秒になった時に指定キーを押して回避する必要があり、 失敗するとジャンプスケアと遅いか何秒早いかのメッセージが現れる。 問題はこのカウントダウンは途中で消失し、秒は自らカウントしなければならない。 後のステージでは、扉が閉じその間はカウントが停止したり、扉がまた開いた際に カウントダウンに追加の秒数が発生したりと難易度の向上が著しい。 ただし標準で「ガイドレスチャレンジモード」をクリアした扱いとなる他、何度もミスしていると 救済措置としてチャレンジ扱いを受けなくなる代わりカウントダウンを表示するオプションが発生する。 また、所々翻訳が怪しい点が存在している。 極一部「ネコミュウ」が「ネコメウ」と書かれた場所や、 ストーリーのキーパーソンとして存在している人物である (以下ネタバレ) [spoiler] ママの虐待からネコミュウを庇う姉であろう人物が「妹」 [/spoiler] と表現されていた点が存在した。 あとチュートリアルの人形が急にビジネスマンな喋りになったり これらの点を差し引いても値段に見合った面白さが詰まっているため、ケモ好き以外にも リズムゲーを楽しめる人には是非ともお勧めしたい丁寧な造りになっているゲーム。