Antivine のレビュー

視点を変え、ステージギミックを操作しながら細い通路を辿っていくパズルゲーム。 アイソメトリックで描画される箱庭のようなステージは自然に溢れ、見ているだけで癒される。 キャラは可愛らしくデフォルメされて動きもコミカル。ステージは段階的にズームも可能。 幕間には手書きのイラストでやや物悲しいストーリーが展開する。日本語訳もほぼ完璧。 しかしパズルはなかなか高難度。 背負った小さな子供を誘導してスイッチ操作をするわけだが、この子供の動きが把握しにくい。細い通路を塞いでしまったり思ったの違う方向に歩いていったりする。 高低差の激しいステージでは視点変更でルートを把握したいところだが、画面回転がギミック操作と連動しているためうかつに動かすと手詰まりとなる。 なので少しでも余計な動作をするとクリア不能となるため、慎重かつ正確な操作が必須。 おまけにキャラの動きがもっさりしているためリトライが苦痛。美しい背景に癒やされる前にストレスが溜まる。 操作の難しさに、私は序盤で投げてしまった。キャラの動きをもう少し軽快にしたり、視点変更が自由にできれば良かったのに。 雰囲気は抜群に良いだけに惜しいが、よほどパズルが好きな人以外にはおすすめできない

雰囲気と音楽のいいパズルゲーム。 （ただしパズルはしっかり難しいです。） 画面を回して視点を変えることで 道を渡れるようにしたり、敵を排除したりして進みます。 主人公のほかに途中で出会う少女も操作できますが、 「ここで止まって」「こっちにきて」程度の簡単な動きしかお願いは出来ません。 不自由なところもありますが、主人公のところに最短で向かってこようとするので それを理解すればそこまで難しくない印象です。 ゲーム自体の雰囲気も、キャラクターの動きものんびりとしたものなので サクサク進めたい人よりは、毎日ちょっとずつ癒しを求めて遊ぶほうが楽しめるかもしれません。 パズル難易度に関しては全体的に難しめですが後半のほうが逆に簡単に思うこともあり、 中盤で出てくる洞窟が個人的には一番難しかったです。 そこを越えてしまえば進めやすいかも。 パズルなのでストーリー部分はそんなにないかと思っていましたが意外としっかりあり、 途中で回想や会話が頻繁にあったのが個人的には良かったです。 ゲームの最後も長めのムービーで締められています。 個人的にはまったり楽しめたのでおすすめです。