Net Friend Joy Joypad のレビュー

軽く使ってみた感想としてのレビュー、受信側と送信側に分かれて相手先のコントローラーとしてパソコンに擬似的に認識させるソフト。Steam内で今現在で最も挑戦的なツール...だと思う。どうやらSNS運用は消極的みたいなので知名度はリリース時点では低い。 動作に関してはバリバリの環境依存なので 動く時と動かない時の差は激しい、β版とかアーリーアクセスの製品みたいな心構えで買わないと「なんだコレ」と思う人も出るかもしれない（本人は見てから喜んで買ったが）。セッション参加までいってもコントローラー接続の通知音が鳴らず、強制で相手側がソフトごと はじかれるようなエラーが大半だったので利用者双方のネットの速度の影響が一番大きいのかなと思っている。コントローラーを使用するものであれば擬似的にマルチのコントローラーポートを増やせるので正しく動いた際の満足度はとても高い、他人に紹介できるレベルで なんならギフトするまである。 実際に自分が受信側（ホスト）で使い、Discordの画面共有で映像を表示させて当ソフトが正しく動いた時の相手のコントローラーの使用感的に遅延はあるようで「レースとアクションは無理」と言っていた。シュミレーションやターン制RPG、激しい操作を要求しない超シンプルなアクションゲーム的なジャンルでは大丈夫そう。使用したゲーム側の設定でスティック感度を落とし、ある程度は大丈夫かなって話もあった。ウインドウの最小化ができるのでウィンドウ表示が固定なのは問題無いが、エラー落ちやフリーズが多く見受けられるのでセッション中画面での退室やアプリ内でメインメニューに戻るコマンドみたいなのがあってもいい気がする。セッションのIDとKeyの二段構えは正直面倒だが特殊性を考えると妥当かも。 値段と内容で見ると「友人間限定ではあるが、ありそうでなかった 操作面で広い可能性を持ったソフトウェア」。難点はXBOXコントローラーを利用したツールとしては完成しているが 【映像や音声を共有するのに最適な速度を優先したツール】が今のところ無いという点（何も考えないなら公式の内容通りにDiscord等でいい）。公式サイトに一応ソフトと推奨の音響プラグインはあるがセキュリティや設定の面で使用するまでに至らなかった。操作と配信の部分が合体してるのが使う側としては理想の形だが、動かすのはスペック高めのパソコンくらいだろうから将来的には合体版でも配信ソフトが別でも構わないので複雑な設定無しでも使えるような配信ソフトないし機能が欲しいところ。 2ボタンに制限されたDEMO版もあるがスタートボタンがないと2P側がはじめらないゲームもあるのでテストしたいときはその辺にも注意が必要。 開発者サイドでも動作について未確認な部分や売り方や今後についても考えている部分は多そうなので 今後に期待…しないで Steamのコミュニティ（あるのか？）、公式WEBサイト、Twitterの開発者っぽい人に連絡するなど使用感や感想 要望や不満点などをちゃんと伝えよう（実装してくれるかは全くの別の話） 正直「操作をさせる部分」では自分みたいな素人がみても完成形に近い感じで更新とかは無さそうだが、あらゆる方向性で化ける可能性を秘めたポテンシャルのあるソフトなので今後がどうなるのかは個人的にチェックしたいと思ってる。