Marimo -VS- I.A.S のレビュー

このタイトルのインパクトに惹かれて買いましたが、その中身は歯ごたえのある本格派STG。 各種BGMもとても素敵な楽曲で、非常に遊びごたえのあるゲームでした。 先駆者によると、6面の解放条件がノーコンで5面クリアとのことでしたが、あまり普段からSTGに触れない層の人間ではかなり厳しい難易度となっています。 そのため、5面クリア時点のレビューとなります。 とはいえ5面までで十分楽しめましたし、今後かなりの時間をかければなんとかクリアできるかも？と思わせる絶妙な難易度調整で、STG初心者にも勧められるゲームでした。 それはそうと一言。 ウニを許すな。

「Neo Aquarium Saga」こと「Ace of Seafood」が開拓した、 リアルな(え？)魚介類戦闘シミュレーター。 主人公のマリモとなって阿寒湖を救うのだ！ …と、だいたい予想通りの素敵世界になっているが、 肝心のゲーム内容はかなりガチ寄りのパターンゲーで、 並みのシューターではおそらく苦戦必死の高難度。 個人的には「斑鳩の方が簡単」で、 よくわからんダメージ、よくわからん攻撃範囲、 体当たりと弾の鬼のような追尾性能…など、 「俺が決めた通りにやんないと進めないよ」感が強く、 ちょっと梯子を外された印象。 ただ私に合わないだけで、パターンゲー好きな人には、 よく作り込まれてるだけに楽しめると思われます。

タイトルだけ見て「おっバカゲーか」と寄ってきた好事家達が面食らうこと間違いなしのしっかりした出来のSTGです 攻撃手段はオート連射（設定で変更可能）の通常ショット、敵貫通+敵弾を消せるチャージショット、そして画面奥の敵を6回までロックできるロックオンレーザーになります 耐久力6以上の敵をフルロックすると広範囲+長持続の爆発が起こり、狙った相手も含む周囲への追加ダメージを与えることもできます 片っ端から撃ってればいい、というわけでもないのが工夫のし甲斐があってgood チャージショットorロックオンレーザーで敵を纏めて倒したり、ステージギミックに敵を巻き込んだりするとスコアに倍率がかかります 単純に攻略するだけでも十分に遊べますが、それらを踏まえてスコアアタックのパターンを組むのも面白かったです ただ、しっかりした出来なのもあって難易度もしっかりしており、マリモ目当てでSTGの経験がない人が手を出すのはちょっと厳しいかもしれません 難易度やさしいを選ぶ勇気を！ あと、ロック対象のマーカーが出ているのにロックできないタイミングがある敵※1がいたり、奥側からの攻撃なのに攻撃予告マーカーが出ず一瞬で着弾する敵弾※2があったり、カメラが大きく動くのと敵の猛攻が重なるシーンがあって何が何だか分からなかったりと、ちょいちょい気になる場面があったりもしました とはいえそれらは極一部なので、覚えて対処は可能ではあります 冒頭でも述べた通り、全体的に見てSTGとして出来のいい作品であることは間違いないので、気になる人は買ってしまいましょう BGMもかっこいいぞ！ ※1　5面中ボス前の奥側ウニ　持ってるザリガニから離れるまでロック不可 ※2　同じく5面中ボス前の殻付きザリガニの紫弾　同様の弾は3ボスも放つがこっちは画面右から流れてくるのでいきなり撃ち抜かれることはない