Dance of Cards のレビュー

オンラインプレイはだれもやっていませんでした

おススメ度：★☆☆☆☆(1/5) 戦闘がポーカーの風変りなRPGを期待して購入しました。 実際のところ若干のスキル（イカサマ）が使えるポーカーを ひたすら繰り返すだけの退屈な内容だった。 主人公はWizardryよろしく、なんの説明もなく唐突に放り出される。 どうやらしがないポーカー狂いのマジシャンのようだ。 プレイヤーの意思とは全く関係なく 次の行き先を強制されそれに付き従うだけみたいな内容なので 置いてけぼりな勢いについていくのがしんどかった。 日本語に対応しているが、バリバリの機械翻訳で支離滅裂な文章になってしまっており 先述の理由と合わせてストーリーを追う気が一切なくなってしまった。

全体的に、ゲームを実際にプレイする人のことを考えていないと感じたゲームです。小説やアニメとして作るべき内容を無理やりゲームに持ってきたような感触があります。 最終戦までプレイしました。 良かった点 ・音楽が心地よいです。 悪かった点 ・物語の展開とポーカーに関連がないので、普通のRPGなら物語の雰囲気が戦闘にまで充満するところが、物語の雰囲気がぶった切られて突然ポーカーが始まる印象をプレイヤーに与えています。 ・[b] 最終戦の前に1つしかないセーブデータが完全に消去されるためそれ以降はやり直しができず、もし負ければまた最初からです。[/b]作者はこの展開によってゲームを「本物のギャンブル」にして、よりスリリングにしたいようですが、そもそもゲームをセーブ＆ロードする理由は「負けたから」以外にたくさんあります。私は単純なキーボードの操作ミスで負けましたし、操作ミス以外にも外出や時間の都合でやめたいことがあっても、このゲームはそれらを一切考慮してくれません。単に「第四の壁を破ってやったぞ！」と自慢げになっているだけの自己満足作品と批判されても仕方ありません。 ・テキストの早送り機能がありません。やり直しも織り込み済みのゲームなら早送り機能はほとんど必須なのに、（一番上に書いたように）作者は実際のプレイヤーのことを考えていないので、2週目以降はZキーを連打することになります。 ・物語やキャラクターのレベルアップに関係ないトランプゲームをスキップできません。作者は（同上）。 ・[b] そして肝心のポーカーは退屈です[/b]。だらだらとハンドが続く締まりのないゲームです。最終戦に入るまではやり直しができますが、そもそもやり直しができるギャンブルはギャンブルではありません。結局良い手が多い展開が来るまでリセットすることになります。 総評 ・[h2] このゲームをまとめると、「JRPGというセーブ＆ロードを前提とした物語重視のゲームでギャンブルを扱う」という難題に挑み、撃沈したゲームです。[/h2] ・あえてこのゲームの功績を挙げるとすれば、セーブ＆ロードできるビデオゲームでギャンブルを扱うのは極めて難しいということを結果的に示したことです。やり直し（セーブ＆ロード）できるようにすればギャンブルの面白さは消滅するし、かといってやり直し（セーブ＆ロード）できないようにすれば極めてプレイヤーに不親切なゲームになります。このジレンマを教えてもらったゲームでした。