Winds & Leaves のレビュー

Quest2 で１時間程プレイした感想。 荒地に植樹をして緑豊かな世界を取り戻す、オープンワールドゲーム。荒地で一定以上の移動をするとアウトとなる（動かなければOK）。ただしすぐリスポーンされるので、ゲームオーバーはないっぽい。 荒地に穴を掘り木の実を植え、風車の様な装置で時を早送りし成長を促す。木が育つと周囲に緑が生え、行動範囲が広がる。ただし植樹は緑地からある程度の距離内で行わないと、どうも生命力の様なものが届かないらしくいきなり荒野のド真ん中に植えても育たず枯れてしまう模様。 風車を動かすには右腰に置く「薪の束の様な物」にエナジー充電が必要となる。結果、荒地に植樹→木の実と充電に戻る→植樹･･･の繰り返し作業になってしまう。また、最序盤（チュートリアル）では元々の充電分で最初の充電場所まで辿り着けないと詰む可能性があり、調子に乗って適当に植樹してると最初からやり直しになりかねないので注意されたし。 操作が独特で、移動は竹馬（両手を左右交互に上下に振る）で後ろ移動が出来なかったりとクセが強い。日本語はあるがチュートリアル程度で、本編では言語ではなく壁画でヒントが出される。土地によって植物の相性があり植えられる木の実が限定されるが、考える要素はその程度で後は作業になりがち。ぶっちゃけクリアだけなら目的地まで一直線に一定間隔で植えていけば良く、幅広く緑豊かにする必要は無さそう。ストーリー性は薄く、なぜ滅んだのか、誰に導かれて復活させるのか、誰もいないのに緑化する意味はあるのか... と、値段も含めて万人にオススメ出来る作品ではないと思うが、 グラフィックが綺麗な事もあり、タイムラプスで時を進めて植物が育っていく光景は美しく、一度に沢山の木の実を植えていっきに緑を広げるのも楽しい。たまに立ち止まって後ろを振り返ると、荒れた大地が美しい森に変わっている光景はとても気持ちが良く、達成感を感じられた。 VRで銃を撃ち合ったり、剣で斬り合ったりに疲れた時、たま～に癒しを求めてプレイするのが良い塩梅だと思いました。