Spirits of the Hellements - TD のレビュー

十分おすすめできるクオリティ。 だが、終盤のステージが、敵ルートが複数でなおかつバリケードによるルートの統一化も不可＆飛行系の敵が複数のルートから襲ってくる＆マップのオブジェクトが邪魔で複数のルートをカバーするようにタワーを置くことが不可、という構成が多く、いくつもあるルートそれぞれにタワーを置く必要がある。 個人的にはあまり好きなステージ構成ではない。 前半はとてもおもしろいのだが・・・。

結論:カジュアルに楽しむにはいいがやりこむにはバランス面で難がある 44時間プレイした感想 細かいゲームの仕様は省略。 ゲームバランスに重点をおいて感想をのべます。 最初のほうは楽しい。地上の敵と空を飛ぶ敵がいて、地上の敵に関してはこっちがルートを決められる＋ルートを壊したり逸脱する敵がいないので、戦略の計算がしやすい。 キャラも豊富で、キャラのアップグレード先も豊富です。 ルートもキャラクターも攻撃手段もとにかく選択肢が多彩でどう組み合わせるか考えるのは楽しいです。 しかしこのゲームが数百時間やりこめるほどのものかと言われたらそうではありません。 理由は、とれる選択肢が多すぎるがゆえに強すぎるユニットが存在し、その最強結論に達してしまったら以降はそれだけでクリア可能といっても過言ではないのです。 例えば地上空中どちらもターゲット可能で、マップのほぼ全域に攻撃が可能、かつ強化しまくったらかなり強いみたいなキャラと強化の組み合わせを見つけたとします。 そしたらどんだけ経路が複雑なステージでもそいつさえ作ってしまえば終わりです。 その場合、そいつを作る金がたまるまでの過程をどう凌ぐかだけのゲームになってしまいます。 残念ながらこのゲームにはそういう「作れば勝ち」のようなユニットが存在し、取れる選択肢が豊富すぎてそういうバランスブレイカーは１つや２つでは済まないのでしょう。 しかも若干のランダム要素があるにしても狙ったぶっ壊れキャラを毎回作れてしまうので、一度見つけた強戦法を形状が違うほかのステージでも毎回のように流用できてしまいます。 まとめ 発想はかなりいい、王道のTDの作りでありつつオリジナリティーもある。 しかし、飽きずにやりこめるほどの傑作には（開発者のリソース的に）ならなそう

非常に硬派なタワーディフェンス。 Blessingというリソースでタイルを確保し敵のルートの制限やユニットを設置していく。 Hellementというタイルが三種類存在しておりその上を敵に通過させることで様々なデバフを付与したり、もしくはHellementを前述のBlessingで確保し、その上にユニットを配置することで様々な追加パッシブ効果をそれぞれ得ることが出来る。このHellementの存在が非常に戦略性に幅を持たせており、ユニットの種類によって得られる追加のパッシブが変化することも相まって、その活用方法を考え計画していくのが非常に面白い。 通常タイルであればBlessingの使用は1つで済むのに対し、Hellementタイルを確保するのにはBleesingが基本的に3つ必要なこともあり、あえて確保はせずに敵をHellementタイル上を通過させデバフを付与するといった選択もある。 また各ユニットにはアップグレードが4段階存在し、3段階までは各段階ごとにどれを取るか自由に選択でき、3段階目をどれを取ったかによって4段階目の可能なアップグレードは分岐する。 ステージ構成はWave毎に進行していき、数回のWaveを行うとChaos Breach modifierという物を選ぶステージが行われる。このセットを数回行い最後まで拠点を守りきればステージクリアとなる。 Chaos Breach modifierはメリットとデメリットか1つのセットとなったものが3つ提示され、それを選ぶことで新しいHellementタイルを発生させたりHellementタイルを強化、各種リソースの取得といったメリットを得て、敵の速度が上がったり体力が増加するなどのデメリットを受ける。この部分に多少のランダム要素があるため、常に決まった攻略法というよりも状況に応じた選択が必要となるためTDの攻略として賛否が分かれそうなところではあるが、あくまでユニットやHellement、Blessingの使用に対する理解度が求められる比率のほうが大きく、極端に所謂『運ゲー』と感じる場面は非常に少ない。 ゲーム内での開放要素として、先に上げたユニットの4段階目のアップグレードの種類が各ユニット毎に3種類、そして、そのユニット自体も進行によって開放されていく。この部分に関しては制限をかけることによって繰り返し遊ばせるためというよりは、ゲームを段階的に学ばせ、より学習しやすい作りにするためであるという印象が強く、実際ユニットの種類はストレスなく早い段階ですべて開放され、アップグレードに関しても欲しい物から選択式で開放でき、その開放自体も苦には感じられなかった。 ゲームの難易度に関してはステージ毎に4段階用意されており、更に一番高難度のDIABLOに関してはクリアすることによりDIABLO MODIFIERSというものが開放され、6種類の更に高難度な条件付きでのステージをプレイすることが出来る。各条件をクリアしていくことでChaos Orbというクリア状況の指標となるものを得られる。 現在Chaos Orbは180個存在しており、それをすべて集めるにはゲームに対する深い理解が必要となりそうだ。 タワーディフェンス好きの方にも、そうでない方にも、ゲームの完成度の高さに加え価格の安さも相まって非常にオススメできる作品となっていると感じた。

※日本語はありませんが「XUnity.AutoTranslator」というツールで自動翻訳できるので、英語が読めなくてもほぼ問題なく遊べました。 かなり出来の良いタワーディフェンスです。 壁で敵の進路を妨害できるタイプなので、ルート構築してウネウネ回り道させるのが楽しいです。 タワーのアップグレードがいくつかの中から選択していくもので、シンプルな火力強化だけではなく、範囲内の味方を強化したり自分のコピータワーを作成したりと様々なアビリティがあって面白いです。 独自要素としてタワーに特殊な強化を付与してくれる強化マスが存在するのですが、そこにどのタワーを建てるかが腕の見せ所。 低難易度だと一つの強いタワーでゴリ押しが出来ますが、高難易度になると色んなタワーを使いこなさないとクリアできず今まで微妙だと思っていたタワーの強さに気付けます。