Operation: Pinkeye のレビュー

大英帝国が存在せず、偉大なるスコットランド国がその威厳を保ち続ける異世界の現代。 隣国の下等なイギリス人共が侵略計画を企てていることを知ったスコットランド秘密情報局(SSS)は、殺しのライセンスを持つ一流エージェント「ケン・マクスウェル」を派遣。 殺害されたジャーナリストから重要書類が奪われたのを知ったケンは、下劣なイギリス野郎の企みを暴くべく謎の組織の足取りを追う。 しかし、彼の行く手には陰謀、裏切り、そして恐るべき兵器「pinkeye」の脅威が待ち受けているのだった...！！！ 2022年2月時点の内容。 名作FPSであるゴールデンアイ64を模倣しようとしたものの、出来の良い原作と比較するとだいぶ出来の悪いコピーと化している惜しい作品。 近接オートエイム+狙撃なのにゴールデンアイにはなかった照準がグネグネ動いて気持ち悪いとか(オプションで普通のFPSのような操作も選択可能)、ヒットスキャンで効果音もショボくキャラクターボイスもなくて撃ってる(弾が当たってる)感が弱いとか、いきなりパスワード解析ツールなどの各種ガジェットの使用を要求してきて訳が分からないとか英語が変(スコットランド発音？)だとか改善すべき点がけっこうある。 更にかつてはバグや不具合も相当数存在し、ミッション3でミッション２のクリア目標を読み込んだ挙句クリア不可能になる、5mぐらいしか離れてない敵が無敵状態だったりする、破壊対象の監視カメラがよく無敵になる、仲間キャラとの会話が画面に表示されない、仲間がいつの間にか消える、特に何もしてないのになぜかミッション失敗になる(なぜ失敗になったかの説明表示がない)、敵を倒した後にロックオン時の照準が床に残る、オープニングで音声再生時にテスト用と思しき謎の文字列が表示される、などなど変な挙動からまともに遊ぶのすら困難な進行不能バグまで多種多様な問題を抱えていた。 2月現在はクリアまで辛うじて遊べる程度には修正されたものの、NPC関連のバグは一部残っておりまともに楽しむにはまだまだキツい内容。 ゴールデンアイのパロディFPSはagent No.6だのThe spy who shot meだの現在相当な数が開発されているが、現状本作は原作の劣化コピー止まりでまともに楽しもうとするのはだいぶ厳しいレベル。もうちょっと開発が進めば面白くなる気配はなくもないものの、現段階ではあまりお勧めできる作品ではない。 ただ、色々アプデを重ねた結果、とりあえず一周クリアできる程度にはバグは修正されてきているため、多少の不具合を許せる寛容な心の自覚があり、なおかつゴールデンアイっぽい作品を遊びたい時は選択肢として選べるようにはなってきていると思う。

最高難易度でNinjaでクリアしました・・・ 若干理不尽なところが多いですが、 音楽はステージにあっていますね・・・