ReThink 4 のレビュー

一人称パズルゲームReThinkシリーズの第四作目。 ルールは前作までと同じ、光源から発せられた赤・青・緑の光線を曲げたり分岐させたり、時には合成/分解しながら配置されたセンサーに決められた色の光を通していくステージクリア型のパズルゲーム。 過去シリーズから難易度はさらに上昇。中盤以降のいくらかのステージでは敢えて誤認を誘うような配置が散りばめられているため過去作と比べてもかなり難易度が高く、一度嵌ると数時間は停滞してしまう根気が必要なパズルが増えた。他にもステージが広すぎて全体の見通しが悪かったり、パズルの部屋を連結する通路が入り組んで迷子になりやすかったり不便な面も目につくようになっている。それもあってか知らないが、リリース後に難易度を変更できる改修が入りプレイ中はいつでも難易度を変更できるようになったのだが、難易度変更で変わるのはブロックの置き場所の増減のみなのでパズルの本質は変わず、Easyでもつらい局面が訪れる場面もあるなど難易度はかなり高い。 本作全体ではReThinkシリーズを遊んできた人にとっても満足のいく内容にはなっているが、サクサク解く楽しみよりも悩んで産み出す快感を求める人ほど楽しめる傾向が強いのではないか。シリーズを通してプレイしてきたプレイヤー向けに難易度の上昇も必要だろうが、今後はギミックの入れ替えなどで思考を発散する方向へ発展してほしいと願う。