GearBlocks のレビュー

[h1]レゴテク廃人向けサンドボックス[/h1] レゴテクニックのようなギアやモーター、アクチュエーターといった動く部品を使って遊べるサンドボックスです。ストアページの通り、やや車に特化しているようです。 ディファレンシャルギアやユニバーサルジョイント、ラック・ピニオン機構も実装されており、かなり凝ったものを作れます。 [b]良かった点[/b] ・サスペンション部品がたくさん用意されていて、リーフスプリング以外の方式なら再現可能 ・プーリーが使えるので、ギアで対応できない微妙な距離の動力伝達に便利 ・野暮なゲーム要素は一切なく、最初から全パーツ使える [b]気になる点[/b] ・空力の概念無し（プロペラはあるがスラスター的扱い）、飛行どころかダウンフォースを得ることも困難。 ・無限軌道（履帯）は作れない ・エディターに改善の余地あり。例）９０度刻みでしか接続できない、複数選択まわりの仕様が少し不便、パーツ出現前に寸法が指定できない、など。 【総評】 レゴ系のサンドボックスとしてはBrick〇igsが有名ですが、あちらに足りない「メカ要素」を満載してきています。その反面、美観にこだわろうとすると途端に難易度が上がります。ストアページにあるようなカッチョイイ車を作るのは相当難しいです。 また、空力の概念があるかないかも大きな点で、これ次第であと50%くらい作れるものの幅が増えるでしょう。 2023年11月リリースの新進気鋭タイトルながら、サンドボックスとしてはかなりの完成度の高さを感じます。プレイしつつ今後の発展を祈念しております。