The Magister
チャート
119 😀     10 😒
82,49%

評価

The Magisterを他のゲームと比較する
$14.99

The Magister のレビュー

「Magister」は殺人ミステリーRPGだ。王国を歩き回り、容疑者を調べ、複雑な会話選択を駆使して、相手を心理的に打ち負かせ。だが収拾がつかなくなれば、ターンベースの戦略バトルになだれ込むこともある。構築したカードデッキ次第で、君の次なる一手は変わっていくだろう。
アプリID1304770
アプリの種類GAME
開発者
出版社 Digerati
カテゴリー シングルプレイヤー, Steamの実績, 部分的なコントローラーサポート
ジャンル インディー, アクション, RPG, アドベンチャー
発売日2 9月, 2021
プラットフォーム Windows
対応言語 English

The Magister
129 総評
119 ポジティブなレビュー
10 否定的レビュー
非常に肯定的 スコア

The Magister は合計 129 件のレビューを獲得しており、そのうち 119 件が好評、10 件が不評です。総合スコアは「非常に肯定的」です。

レビューのグラフ


上記のグラフは、The Magister のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。


最新の Steam レビュー

このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。

プレイ時間: 539 分
[h1][b]「自動生成」の可能性とロマン[/b][/h1] [url=https://www.youtube.com/watch?v=k-sS3zRihg4]こちらは日本語でプレイしている動画です。4時間(笑)ありますがご参考になれば。[/url] https://www.youtube.com/watch?v=k-sS3zRihg4 ローグライクを代表とする「自動生成」のゲームが好き、かつアドベンチャーゲームも好き、という多くのゲーマーが誰しも「こんなゲームあったら絶対面白いよな」と考えるのが「毎回犯人やトリックや状況の異なる殺人事件を推理して解決するアドベンチャーゲーム」。この作品がそれだ!と言ってしまうと若干過言気味ではあるんですが、ややイビツな部分を持ちながらもそのロマンに挑戦してある程度成功を見ている意欲的な作品。 [h1]概要[/h1] ファンタジー世界観のとある街Silverhurstで起きた一つの殺人事件。被害者はその地域を管轄するMagister(執行権限のある判事といった趣の非常に偉い人)。プレイヤーは事件を調査するために現地に派遣される別のMagisterとなって14日以内に犯人を明らかにすることを目指します。 ゲームの目玉となる自動生成要素ですが「犯人の割当て」「登場人物に割り振られる名前」「殺害方法など殺害時の状況」「移動時に起きる各種ランダムイベントやエンカウント」「人物へのアクセスが一時的に制限される時限イベント」「レベルアップごとに選べるPerkの選択肢」などがランダム要素となっております。 ゲームの舞台となるシルバーハーストのマップや、事件現場となる酒場、容疑者たちの職業・立場・一部の人物属性(「お金持ち」「信心深い」など)、および人物グラフィックなどは固定であるため、「プレイのたびに全く新しい事件に遭遇している気持ちになれる」という、我ら自動生成ゲーム好きが理想とする境地には、残念ながら到達しておりません(多くを求めすぎである。それができたら伝説のゲームになるわ)。 「マーダーミステリー」という有名なテーブルゲームの方式がありますが、それを一人用コンピューターゲームにして毎回犯人の割当がランダムに変わるようにしたようなゲームと考えると一番しっくり来ます。 [h1]ゲーム性について[/h1] 主なゲームパートは会話で構成され、多くの登場人物から事件の情報を集めて断片的な情報をつなぎ合わせながら犯人を明らかにしていきます。手に入る数々の手がかりや集めた情報はジャーナルや調査ボード画面で逐一確認することができ、一覧制は良好と言えました。 犯人含め容疑者の村人たちは、Reputation(信頼)を☆3つ分集めるまでは情報を出し渋るし、アリバイに関しては「全員が絶対に」本当のことを言いません。この辺は、初回プレイした際「犯人以外の村人も無意味に嘘をつくし非協力的。人が死んでんねんで?」と感じて若干違和感を覚えました。 しかしマーダーミステリーのメタ的事情としても各人物が嘘をついているという状況はやはり必須でしょうし、現代的な科学捜査や合理的な犯人当てなど望めない中世ファンタジー的世界観ということを考慮すると、実際に権力者によって理不尽な思いをさせられたこともあるであろう村人たちの、執行権のある権力者(Magister)という存在への素朴な恐れから生まれる嘘であると考えれば充分頷ける状況。そう考えると中々よくできています。 会話イベントや移動時にはランダム生成となる様々なイベントが発生し、戦闘はターン制の、カードアクション選択要素ありのグリッドストラテジー方式。「Tactical Diplomacy」と称する心理駆け引きバトルではEmpathy(共感)リソースを集めて新たなカードを交換しながら相手のRage(怒り)レベルを0に下げることを目標とする難易度高めのカードソリティア。その他、取っているスキルPerkによってはSocial Deductionと呼ばれるワード連想ゲームが発生したりと、それぞれゲーム性の異なるミニゲームが多く実装されています。 通常こういう風に多くの要素があると「なんのゲームだっけ?」みたいになることも多いんですけど、このゲームでは不思議なことにこれらのミニゲームはしっかり雰囲気に調和していて、ゲームの主目的を忘れさせたりゲームとしてとっ散らかるような感じがなかった。一周4~5時間程度と決して短くないプレイングを退屈させないよう頑張っている工夫として、私には好印象に映りました。 [h1]推せる点[/h1][list] [*]一周目の面白さ。手がかり集めパートや、証言と証拠品との矛盾を暴くなどの行程はしっかり推理アドベンチャーしている。 [*]調査ボードやジャーナルは無駄なく必要な情報がまとまっており、現在の状況が把握しやすい。UIの雰囲気も良いよ。 [*]Reputationが最大でなくても、アリバイ証言と証拠品(あるいは他者の証言)との矛盾を「突きつける」すれば新しい情報を引き出すことができる。[b][strike]「異議あり!!!!」[/strike][/b] [*]文章メインのゲームであるため完全読み飛ばしプレイではゲームとして全く意味がないが、ある程度は許容されるので、根気や適性さえあればそれほど高い英語力は要求されないところ。 [*]ターンベース戦闘パートのゲームバランスは比較的優しめ。宿泊で体力が全快するし、大味な立ち回りでも充分勝てる。 [*]調査日数の制限時間14日間にはかなり余裕がある。私は一周目プレイ(最低難度のDifficulty 0)は10日目で解決、二周目プレイは(Difficulty 1に上がっても)8日間解決だった。 [/list] [h1]難点[/h1][list] [*][b]非常に残念ながら日本語に対応していない。[/b] [*]各村人と顔をつなぐ一日目がすごく長く感じる。プレイ時間的にもクリア時間の1/5~1/4くらいは1日目で使うことになる。2回め以降のプレイでも当然飛ばすことはできないし、内容がほとんど同じ推理小説の序盤の人物紹介パートを何度も読まなきゃいけない感覚だ…。(人物が出揃った後はスムーズにゲームが進むので頑張ってほしい) [*]ランダム生成とはいえ舞台や人物像が固定な以上、2回め以降のプレイはかなり先が読めるものになってしまうことは否めない。調査行程にそれほど違いが生まれないため、犯人や殺害状況が違うことがそのままプレイの新鮮さには繋がってくれていないのが残念。 [*]ゲーム全体を通して言えることは最終的にちょっと簡単だったこと。謎解きという感じではなく手がかりを集めての消去法なので、主目的こそ「犯人を当てること」なのだが、ゲーム性の骨子としては「時間内に手がかりを集めきる」である。 [*]犯人特定の材料がいわゆる「状況証拠」ばかりだったのが残念。追求パートは状況証拠の積み重ねで疑いの度合いを高めて行きConvition(確証値)が100%に近づくほど高評価、という内容なのだが、近代の司法観的には決定的な物証なしに犯人が決まってしまうのはやや違和感。下記総評でもう一度触れたい。 [/list] [h1]総評[/h1] レビュー冒頭でも書きましたがそもそも「毎回犯人やトリックや状況の異なる殺人事件を推理して解決するアドベンチャーゲーム」というのは多くのゲーマーが誰しも「こんなゲームあったら絶対面白いよな」と考えるもの。それをある程度形にした上で、飽きさせない工夫が随所に施してあるということで本作は地味ながら私はかなりの好印象を覚えました。 日本語に対応していない、というところが一番の難点でもあり万人にオススメできるゲームというわけではないですが、そこまで難読英語は出てきませんので、アルファベット忌避症でなければなんとか頑張ってプレイすることも可能かと思います。 最後にフラッシュアイディアに過ぎない戯言ですが、プレイヤー側で犯人の目星を付けた後に、決定的な物証を見つけ出す、あるいは犯人しか知らない情報を言わせる/犯人を引っ掛ける罠を仕掛ける(コロンボ)…といったひとイベントがあって、それをこなしておかないと犯人特定の決め手にならず言い逃れられてしまう、みたいな要素があったらマジで良かったなぁ…(当然、物証や引っ掛けに関しては生成によって複数のパターンが…という妄想)。 現状だと「この状況証拠にこう言い訳付けたらぶっちゃけ他のやつでも犯行は可能だよね?」って思ってしまうとそれが否定できないわけですよ。せめて、犯人の傷口が被害者の抵抗と一致していることを確認するパートがちゃんとある、とかさ。今からでもやってくれない?無理だろなぁ… [quote] [i]このレビューが役立ったなら、ぜひ「参考になった」ボタンを押してください。また、他にも様々なゲームを [url=https://store.steampowered.com/curator/26084475-Suizin/]Steamキュレーターにて[/url] 紹介しています。[/i][/quote]
👍 : 40 | 😃 : 2
肯定的
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