Classic Sport Driving のレビュー

[h1] 忘れてしまったレトロ感性を取り戻すドライブゲーム [/h1] 本来はレースゲームだと思うんだけど、あえて[b] ドライブゲーム [/b]と称します。 アウトラン的でもありアウトランナーズ的でもありつつ、往年のレトロゲー臭がプンプンにおうコレですがご安心ください。 そのレトロドライブゲーム風味を現代風にアレンジしつつ、[b] 中身はそのまんまレトロゲーです。 [/b] それを良いと感じるか、悪いと感じるかは、これはまたプレイヤーの実年齢層に依存するものと考えられます。 リアリティを追求するなら、あえてこのゲームをやる必要は全くありません。 だって３０～４０年前のソレらと大差ないわけですから。 じゃあ何をして良しとするのか、その昔にできなかった表現力を昔のシステムのままでやってくれてるとこです。 正にそれだけです。 故にコアターゲット層は、[u] ベルトスクロールゲームに馴染みがある４０代中盤以上の方 [/u]になると考えられます。 残念ながらウイニングランやヴァーチャレーシング的なレトロを求めるプレイヤーさんは避けたほうがいいものです。 せいぜいスーパーモナコＧＰあたりまでを愛した、もしくは前述のアウトランシリーズを愛した方向けです。 [h3] コナミのハイパーラリーをご存じか？ [/h3] アウトランとかほざきながら、更に古い、しかもＭＳＸのゲームを出してくるところが実に私らしいですが、私にはこのゲームは「コナミのハイパーラリー」の焼き直し版に思えるのです。 アウトランは分岐で次コースへの動的分岐選択がありましたが、このゲームにはそういう選択が無い。 コナミのハイパーラリーには次コースの選択は皆無ですが、ゴールを目指してひたすら走破する必要がある。 止まることが許されないｗ でもまぎれもなくそのコナミのハイパーラリーのようなのです。 アレよりもアザーカーが「降ってくる」量も多いし動きもいやらしいですが、助けられているところは４車線もある道路です。 超高速でベルトスクロールする道路に車がひしめき合う箇所もありますが、回避経路はそれなりに多いです。 ぶつかっても損傷することはありませんが、ベストタイムを狙うのであれば極力ぶつからないことが肝心です。 [h3] 起伏とブラインドコーナー [/h3] レースルートはめちゃくちゃ起伏が激しいです(´･ω･) 丘を越えたらいきなり急カーブが待っているとかザラにあります。 なんか反射神経を試されてるようです。 [strike] 老化して衰えた [/strike]反射神経をなんとか駆使しながら、コーナーをクリアしていきます。 それもフルスピードで曲がり切れるか、アクセルワークが必要か、制動が必要かなどを判断しつつです。 まぁ車ゲーでは当たり前の話ですよね。 多分自動生成でランダムルートではないと思うので、覚えればなんとかなりそうですが、一回のドライブコースが大体２０ｋｍ前後あるため、覚えるのも大変です(´･ω･) [h3] 操作系はアナログではなくデジタル [/h3] スタート時にあれ？発進しないなってなります。 当たり前です。ギアをニュートラルから１速に上げましょうｗ 勿論レブリミット超えて噴かしすぎてスタートは駄目です。 いいかんじにトラクションを合わせてスタートしましょう。 このゲーム、最初に操作系の選択をさせてくれるのですが、私は他のレースゲームとの兼ね合いもあり、 右アナログボタン⇒アクセル 左アナログボタン⇒ブレーキ ステアリング⇒左アナログスティック で設定しました。 [b] 間違いでしたｗ [/b] 言うてこのゲームはレトロゲームの踏襲なのです。 十字キー、A,Bで事足ります。 なんならキーボードのカーソルキー、Z,Xでもいいかもしれません。 アナログ入力はできません、デジタル入力で頑張りましょう(ﾉ・ω・)ﾉ [h3] まだプレイ時間が短い中での所感 [/h3] 最初からゴーストカー（ゴーストっぽくはないですが）が伴走してくれます。 これは☆３（ゴールド）／☆２（シルバー）／☆１（ブロンズ）のボーダーラインです。 当然☆３はくそ速いです。 ミスがほぼほぼ許されません、抜かれないように頑張りましょう。 ただよほどコースアウトしまくらなければ、普通に走ってるだけでシルバーは獲れます。 己の反射神経次第ですが(´･ω･) 完走すると新コースがアンロックしていきます。 コースは起伏に富んでてワクワクします。 まぁ所詮往年のベルトスクロールゲームと言えばそれまでですが、それでも軽快です。 Magical Sound ShowerとかBGMにかけたくなります(´゜ω゜`) 一言で言えば、[strike] 爺 [/strike]往年のレースゲーマーには「こういうのあったなぁ」とノスタルジックな感傷に浸れます。 マシンは現状１台です。 なんとカラーリングはパレットから自由に選択できます。 セッティングとかは全くいじれません。 レトロ風味だし。 私としては重いゲームやりたくねぇなぁ、という時にちょっくらぷりっとひとっ走り行くかくらいの感覚でできるゲームです。 ガチ極めてやろうなんて類のゲームではありません。 皮肉でもなんでもなく、そのくらいのライトな感じで「あぁ昔はこういうのだったよねぇ」と浸るかんじがいいのです。 そういえば「コナミのハイパーラリー」には、走って走って走り切ったラストで、遠方の地平線から徐々にピラミッドが見えてくる演出がありました。 このゲームも夜景とか綺麗だけど、ああいったラスト演出的なものがあると走破感が増してよいのでは、と思います。 爺にしか分からない良さがある、そんなドライブゲームです)Oo(・Д・)