Growing Up のレビュー

古き良き90年代をベースとしたちょっと変則的なプリンセスメーカーみたいなゲーム 同性愛要素が多いこととーー始まる時におまかせや伴侶を選ばずにエンディングを迎えると同性の両親になる確率が高い、もちろんゲーム内でも同性と恋愛することが可能（でも90年代ってやっと同性愛が公的に認識され始め、アメリカなんて2000年代になってやっと一部の州で法的に認められたはずなんだが・・ゲームだからってちょっと飛躍しすぎな気も）女の子だけでなく男の子でもプレイ可能なのが大きな違い 赤ちゃんから高校卒業まで数時間もあればクリア可能、終わったら結婚して生まれたか養子として迎えた赤ん坊として最初からやり直し・・が続く 選択肢が多いからいろいろ試せることは多いが、同じルーチンが続くと飽きる可能性もあり、兄弟姉妹もないから家族的なイベントは会話以外皆無なのが残念なポイント ステータスもゲームで使われてるのは習得できるスキルだけであり、数値の高低で容姿や会話に変化が出るとかは無いのも微妙 出会える友達は最初は固定（アレクサンドラ、アリシアとカト）で次からランダムに変わるため（前に会った人は出ないが、世代が進めばリピートされる）、全員の実績解除には連続したプレイが必要でモチベが続かないと途中で投げ出すかも・・ とにかくサクサクと短時間でプレイできる育成シムが欲しいなら買い しかし日本語がないから英語や中国語などができないと苦労するかもしれんが・・

初回クリアしたのでレビューをする。 一言でいうとChinese Parentsのアメリカ版。0歳から18歳のアメリカ版センター試験のSATまでの育成シム。 Chinese Parentsからランダム要素を排除してグラフィックを強化したことで完全な上位互換になった…と言えたらよかったのだが、Chinese Parentsにあった家系図や職業図鑑、特技、遺伝の要素がなくなってやりこみ要素減少、親のメンツバトルやお年玉といった文化的な独自要素はなく、リベラルでポリコレな同級生（友人恋人候補）には距離感を測りかねるし（アメリカらしいといえばそうなのかも）、友人恋人候補は小中高にそれぞれ一人ずつ増えて合計三人のみ。フラグが折れたら途中退場で再登場なし。パラメーターの育ち方で登場するキャラが変わりそうだが詳細は不明。あれ？よくなってる所がほとんどない…？ 難易度に関しては結構簡単。スキルは必要回数実行すればスキルマスタリーボーナスがもらえるので、試験ははじめから最後までオールA、クリア時の職業に影響を与えるスキルもほとんど最後まで取れてしまった。試験のパズルミニゲームにエフェクトがないのは残念。 自分の初回プレイでは、高校生になって女の子とデートするぞーと思ってたら、同性のキャラしか追加されず異性のキャラ二人は途中退場ですでにいない状態でエンディングを迎え、おいおい結婚相手はどうなるんだ？と思ったら見ず知らずの高校時代の同級生と結婚。（どうせモブと自動的に結婚するならせめてChinese Parentsみたく選ばしてくれ。）　そしてスタッフロールの後パラメーター遺伝要素なしで次世代に… （あまりにキャラが出てこないのと、この同性のキャラの最後のイベントで、選択肢が恋愛ルートに分岐しそうだったのでひょっとしたらLGBT対応してて同性カップルで養子も可能というシステムなのかも。） まとめとしては漂白されたChinese Parents。グラフィックや音楽はキレイにまとまっているが、路地裏の駄菓子屋のワクワク感やジメジメ感といったそういうものがない。（ここらへんはアジア人特有の感覚なのかもしれない） ネガティブな事ばかり挙げたがこの手のゲームに飢えてるのでおすすめにはするがChinese Parentsの強すぎるクセが大丈夫ならそちらの方がやり込めて面白い。日本語化もされてるし。（Growing Upは日本語が対応していない）　今後システムなどが更新されないようだったら評価を変える。それくらいChinese Parentsのゲームシステムそのままで、見た目と音楽がよくなったくらいしかいい点がなく、クリア後自身の子供でプレイ続行可能なのに家系図や引き継ぎ要素もない。 要望としてはChinese Parentsの特技（このゲームにはないので追加するかスキルマスタリーしたスキル）をパッシブスキル枠に設定することでパラメーターなどにポジティブネガティブな影響を与えるようにしてキャラのロールプレイの幅を増やしてほしい。（イメージとしてはときメモ4の特技） 家系図と職業図鑑の追加。眼鏡や帽子などを含むアクセサリー類。