Rise Of The White Sun のレビュー

ものぐそく面白い

極東に日が昇る。ただしそれは旭日ではない。青き晴天から白く輝く自由と平等の日である―― 1920年代の中国大陸で軍閥として覇を唱える戦略シミュレーションゲーム。 題材は非常にマニアックながら内容はシンプルなので、慣れれば英語が読めなくても勘で操作できなくもない（ただし把握するには時間が掛かる。チュートリアルで「まあ後は説明しなくてもできるっしょ。頑張って（意訳）」と放り出された後で占領のやり方が分からず数ターン無駄にしたりした。軍をクリックして旗アイコン押すのな）。 移動するだけで殉職しなさる消耗品同然な苦力や神出鬼没に湧いてくる匪賊などが特色であり……いやあ、時代が時代とはいえ人の命が軽すぎる。将軍も例外ではなく、戦車や機関銃の揃った敵に突っ込んで一発で死亡というケースも普通にあるから戦争って怖いですね（でも要らなくなった人材処分するには便利ね）。 ウンゲルン狂男爵も登場するので、カイザーライヒでモンゴルプレイした事ある人なら、それ目当てで買うのもありかもしれない。彼の騎馬隊は苦力を使わないから気軽に移動できるし何より強いから初めてでもご安心。時々メンヘラ発症して動かなくなるチャームポイントも備えているからキャラとしてはもう無敵同然よ。