Chinatown Detective Agency のレビュー
『Chinatown Detective Agency』は、美しいレトロデザインと革新的なシステムを融合させたサイバーノワールのポイント&クリックアドベンチャーゲーム。元警察官で、探偵事務所を開業したばかりのAmira Darmaとなってプレイしよう。クライアントを選び、世界中を回り、現実世界での調査を利用して危険な事件を解決しよう。
アプリID | 1172190 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | General Interactive Co. |
出版社 | WhisperGames, Humble Games |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績 |
ジャンル | アドベンチャー |
発売日 | 7 4月, 2022 |
プラットフォーム | Windows, Mac |
対応言語 | French, German, Spanish - Spain, Simplified Chinese, English, Japanese |

71 総評
52 ポジティブなレビュー
19 否定的レビュー
賛否両論 スコア
Chinatown Detective Agency は合計 71 件のレビューを獲得しており、そのうち 52 件が好評、19 件が不評です。総合スコアは「賛否両論」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Chinatown Detective Agency のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
1352 分
[b]2022.4.8 リリース時点の1stインプレッション[/b]
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『Chinatown Detective Agency (チャイナタウン探偵社)』は、近未来の世界を舞台としたノワール推理アドベンチャーだ。
舞台となるのは2037年だが、現実の先にある未来と言うよりは、より退廃的なサイバーパンク世界を表現しているようだ。それに象徴されるような、ドット絵で表現されたネオン輝く夜の街並みはすばらしいの一言だろう。
プレイヤーは元インターポールの女探偵 "Amira Darma (アミラ・ダーマ)" として、クライアントからの依頼をもとに調査を進めていくことになる。
[h1]ゲームプレイ[/h1]
本作はポイント&クリック型のアドベンチャーで、指定した位置にキャラクターを移動させたり、NPCやオブジェクトをインタラクトすることで会話や調べることができる、といったオーソドックスなものだ。
ゲームとしては主人公が探偵事務所をかまえるシンガポールのチャイナタウンを中心に様々なロケーションを訪れ、時には国をまたいで移動し、捜査を進めていくというのが基本スタイル。
本作の特徴として、情報や手がかりをもとにプレイヤー自身に決定させていく部分が強いため、手取り足取りゲーム側で選択肢を用意してくれたり、行き先を明確に示してくれるようなことがない。
また時間経過の概念や、一定時間毎に経費(事務所の家賃)という名目で資金を差し引かれていき、不足するとゲームオーバーになってしまうといった制約もある。
こうした部分はリアリティを感じさせる一方で、プレイヤーのストレスともなりかねない要素ではあるので、ある程度ゲーム側にペース管理されているような部分を受け入れられるプレイヤー向けと言えそうだ。
[code]その他、ロック解除のためにハッキングといったミニゲームをが用意されているが、失敗するとなぜか所持金を削られてしまう。ミニゲームの中身は例えば神経衰弱などで本来とのゲーム性とは異なり、所持金を削られる意味も希薄なので、強制ということもあってやや違和感を覚える部分かもしれない。[/code]
[h1]日本語翻訳/ローカライズ[/h1]
英語音声・日本語字幕に対応。
翻訳は多くのインディーゲームを手掛ける "Tobineta氏 (@tobinet)" が担当しており、その品質は高く読みやすい。本作はややクセのある英語音声の演技もとても良い作品なので、それも併せて聴きながら読み進めていきたいところだ。
[code]一部に字幕が当てられていないNPCが登場するが、これは翻訳漏れやバグではなく意図的に翻訳していないとTobineta氏から伺っている。表示されている言語(英語ではない)からもわかるように、多国籍感を出すためのもののようだ。[/code]
[code]Tobineta氏のTwitter
https://twitter.com/tobinet/status/1512007277112438785[/code]
[h1]気になるポイント[/h1]
これはフォント実装の問題だが、一部の漢字表記が中国語のように見えるものや、また数字やアルファベットが2バイト文字とスタイルが合っていない状態となっている。
またNPCをクリックして会話をはじめた際、逐一カーソルを移動して字幕枠をクリックしなければ会話が進まず、テンポを悪くしてしまっている印象を受けた。(それを意識させないゲームデザインでは画面内のどこを押しても会話が進む)
[code]こうした問題は本作特有というわけではなく、筆者自身も文章として読むことに支障がなければそれほど気にはならないが、会話の主体とも言うべき作品なのでそこに注意を向けてしまうプレイヤーもいることだろう。[/code]
[h1]総評[/h1]
ノワール作品に特有の陰鬱な雰囲気と、サイバーパンク世界が融合したゲームデザインは没入感を高めてくれ、この世界観に浸ってプレイを進めていくようなスタイルとなっている。
時間や経費などゲーム側から課せられた制約がある一方で、情報収集や推理などはサポートしてくれないプレイヤー任せな自由度もあり、総じてみればこれは確かにプレイヤー自身の推理アドベンチャーで、簡単には事件を解決できない難易度の高さを感じさせる。
歯ごたえのある推理ものをプレイしたければ、おすすめだ。
👍 : 26 |
😃 : 1
肯定的