Tarzan VR™ The Trilogy Edition のレビュー

[h1]ジャングルの王者気分を味わえる版権なりきり系VRゲー、ターザン[/h1] 拐われた彼女を救うためにバナナをつまみ食いしつつ傭兵みたいな集団をボコって回る、「ターザンロープ」で通じるからもう一般名詞だと思ってたけど言われてみれば原作小説があるんだなって当たり前の事を再確認させられるVRゲー。 当初は40分程度で終わる上にできるアクションも少ないEp.1だけが定価1500円で販売され、レビューも不評に傾いていた。現在はパチンコが使えるEp.2と弓矢が使えるEp.3もセットになって定価2050円に改められ、少なくともボリューム不足に関しては改善された。 ……されたのはされたんだけど、トータルでも100分程である。 [h1]「ターザンロープ」[/h1] 肝心のロープアクションだが、想像とだいぶ違う。 木々の間でキラキラと光って自己主張する、まっすぐ垂れた見た目はほぼ棒みたいな蔦がある。手をかざしてグリップボタンを押し込むとなぜかビヨーンと引き伸ばされた蔦の端が手の中に収まり、振り子運動というよりゴムが縮むように引き寄せられる。 より高所に垂れ下がった蔦へと飛び移ることで、崖を登ることだって可能。ターザンは知性溢れるイギリス紳士にして野生児なので、位置エネルギーを効率よく運動エネルギーに変換することで元いた場所より高い所まで登れてしまうのだ。 ……うん、これただのフックショットだね。 これならスパイダーマンの方がよっぽどターザンだわ。 賛否両論なのは妥当評価。