FlowScape のレビュー

ジオラマ作成、盆栽作成、そんな感じのアプリケーション。 ゲームとしての山とか谷はありませんが、風景としては山とか谷しかありません。というかゲームではない。 もともと嫌いではないのと、商用利用できるとのことで（Redditで公式に発言されてたみたい）、それなら素材にも使えそうだしいいかなと思って買ってみた。 今後のアップグレード計画はわからないが、配置とか演算とか土地をきれいに平らにしたいとかけっこう厳密なものを求めているならやめたほうがいいかもしれない（魚は地面の中に向かって泳いでいってしまった）。大味にものを配置してみて眺める程度のつもりで臨むほうが良い。 自分も触りたてだけど覚えておいたほうがいいこと。 最初にJapaneseが選べるけど、メニューボタン（終了とかロードとか）は日本語になるものの、Helpやマウスオーバーででる説明は英語だった。そのうち翻訳がすすむかもしれないけど知らない。 マップのサイズは固定だが、配置するオブジェクトの方の大小は変えられるので、より大きなマップに見せたいなら配置するオブジェクトを小さくする（ってロード中に出てきたヒント（ヒント）みたいなのに書いてあった） FPSのようなWASDとQEでの操作でマップにちかずいたり回転したりできる。（AZERTYっていうモードもあるみたいだけどためしてない）。ヘルプ（左上のボタンの並び、3番目のはてな）を右に送っていくとキーのヘルプもあった。 最初に出る自動生成のダイアログ（「とどまる」のボタンがあるやつ）はデモと割り切ってみる（一回閉じると新規以外で再度出す方法がわからない）。 右に並ぶオブジェクト（配置する物体）のメニュー、オブジェクトにも種類がある。地形と群生を出現させるもの(植物・動物など)と単一のオブジェクト(建築物など)を出現させるもの。（それ以外にも位置変更とか消しゴムとか光源とかもあるけどとりあえずオブジェクトの話） 群生させるやつは選択してマウスホイール回転させると青い球が拡大縮小する。この範囲内に群生を出現させられる。出現させるには左クリック。左クリック長押ししてる間どんどん増える。（サイズとか量はあとで。） 単一のやつは選択するとマウス位置にその建物などが出る。「あれ？少なくね？」ってなるけど、実は選択したのは建物などの系統で、ホイール回転で同系統のほかの物に切り替わる。一部の地形（キャンバスじゃない追加で置ける山とか）も複数種類あったり。さらにShift押しながらホイール回転すると向きが変えられる。 どちらも配置直後にバックスペースかCTRL-Z押すと配置したオブジェクトをキャンセルできる。なので左クリックしてサイズや量が気に入らなければバックスペースするといいかもしれない。結構戻れるけどほかの操作絡めると戻らなかったり、UNDOという説明だけど単純にUNDOってわけでもなさそうなのは注意。心配ならセーブしておくとよい（セーブのオートセーブボタンは意味がまだよくわからないので、最初はマニュアルで保存するがいいかと）。ロードは案外早かった。 で、サイズや量が気に入らない場合は、上部にならんでいるスライダーのうち、一番左と、左から３番目が、量とサイズのスライダー（マウスかざしてしばらくすれば英語でツールチップが出る）。おいて気に入らなければ 即BackSpaceして、サイズ変えてリトライすれば便利かも。 Pを押すと真上から見た図になるので壁とか置くならこれで。もう一度 Pで戻る。 建物を配置するときに、CTRL（SHIFTだったかも？）を押している状態だと、すでにある建物の上に配置できる。 塔の天辺などは後で移動するよりもこっちのほうが楽そう。 上部のスライダのうち一番右が雪景色の量。いい地形だけど雪の有無が気に入らないだけならそれで調整できる。 キノコの群生範囲がすごい狭い（青い球が小さい）ので最初おけたかどうかわかりにくい。 オブジェクトを置くときにサイズのスライダも別のキーで変更できたらうれしいのだけど、そういう機能はないみたいなのでサイズ変えたらオブジェクトは選びなおす（右のメニューは閉じてないと思うので大変ではない） 消しゴム（右のメニューの上から２つめ）を使う際、上部の電球アイコンだったか、表示オブジェクトをオンオフできる機能が別途あるが、それで非表示にしているオブジェクトは消えない。木々は消さずに動物は一回消したい場合は木々をいったん非表示にしておけばよさそう（押してもボタンの見た目かわらないのでどのレイヤが表示状態になってるかわかりにくいけど）。 土地の部分的な上下調整は、右の上から３番目、出てきたボタン群の左上のミキサーマーク、出てきた左下のほうにある「像」ボタン押した状態でマウスが地形上下ブラシになっているはず。 いろいろ便利な機能はもっとあるでしょうが wikiもあるみたいだし、とりあえずこれだけ知っていれば、ふーんっていうぐらいには試せるのではないかと。 Ｐで上面にして水辺に船なり、神聖そうな建物なりを１つだけ置いて、散策モード（上部の人のアイコン）？で置いた建物眺めるだけでもちょっとした外出気分に！しらんけど。 （桟橋や橋の上に乗れないとは思わなかったけど・・・コライダーとか別途あるのかな。）

2019/12/23日の時点でのレビューになります。 ・日本語UIに対応してました。 ・OBJのインポートが出来るようになっていました。 テクスチャ付の場合は、OBJのある同フォルダ内にPNGやJPGのテクスチャを置いて Blenderで設定して書き出した.mtlがあれば表示します（MAXやMAYAだと無理かも） テクスチャが表示しない場合、Blenderで書き出した.mtlを参考に テキストエディタで開いておかしな箇所を修正すれば表示すると思います。

箱庭作成ソフト。 セール時の300円で購入。 ゲームと言うより、その他の創作の補助ツール。 自然景観に強く、人工物には弱い。 未開拓なミドルエイジ的世界はきれいに作れるが、現代ものはほぼ無理。 正直、絵描き向けだと思う。 機能に対して価格が破格。 よほど特殊な景観でなければ、一撃で背景の資料が作成できる。 人間のモデルがないとか、そもそもモノの狭いとか総数が少ないなどの問題は有るが、絵に落とし込む分にはほぼ問題ないと思う。 むしろ何かと限定的なのが、ユーザー側で設定しなくていいのがありがたいまである。 逆に、３Dを直で出力したい人には機能が物足りないと思われる。

専門的な知識がなくても、素晴らしい箱庭を作る事が出来ます。 建物では和風・洋風・中華、自然では緑溢れる土地から寒冷地、砂漠まで対応しています。 頻繁にアップデートされており、一部、日本語化もされています。 また、ネット上には日本語での操作wikiもあります。 バージョン1.3でobjファイルのインポートに対応しました。 ただ、テクスチャごと読み込む場合、物によっては正しくインポートされない事があります。 また、背景に動画を設定する事は出来ず、エクスポートも出来ません。 オブジェクトは中世寄りの物が多く、都市やＳＦは作れないので、それらが欲しい人はパーツをインポートで読み込む必要があります。 ------------------ I love it! That's exactly what I wanted!!!!! I'm not good at English, but I want to express my sincere gratitude to the author!!!!!! 〇Good Easy to operate! I can take great photos!! I can relax just by looking at it!!! 〇Bad No xml for translation 〇Request When the mouse is over, I want to highlight which object is focused. I want to be able to select an object with a mouse click when no tool is selected. I want a Splash, spotlight, and beam that can be specified for length, moon in the daytime. I want developers to combine things that are classified as effects in the game, such as flame, smoke, water, point light source, etc. I want to change the texture like 「The sims」 I want to import an object by subscribing like 「Cities skylines」

主にファンタジー背景や古代～中世を作る際にお世話になることが多いソフトですね。 建造物は軒並み古めかしく和の要素も薄いため、現代系、日本系には弱いので、そこだけは留意でしょうか。 ちょっとした村や町、風車小屋のある街、花畑の村、丘の上の教会、森の中のうち捨てられた建造物に動物、植えられまくる植物に草を生やせまくったりなども出来ます。 背景や遠景もかなり種類が豊富で、ベースの下地の地面や床板などの種類も豊富。写真撮影の機能もデータの大きさが選べるので低画質過ぎたり高画質過ぎて重いとか悩むこともありません。 自分で作った箱庭をモデルにして、ゲーム制作のアイデアにしたり、それをデッサンの練習に使うことも出来ます。また天候も音楽も背景音も操作できますので、箱庭的な楽しみの中では、その辺りの融通の効きも優秀。 そしてこの箱庭の中は簡易ながら歩き回れることも出来ますので、ある程度自分の世界を構築する上でも役に立つでしょう。貫通したり落っこちたりできるのはご愛嬌。 このお値段でここまで沢山の要素が手に入ることを考えると、中々にお得ですね。またセーブ、ロード機能もシンプルでわかりやすく、セーブデータが画像で表示されるので、ロードの際どのデータがどの箱庭だったかをわかりやすくサポートしてくれています。いたれりつくせりとはこういう事を言うのでしょう。 それだけに和の要素や海系、廃墟系も欲しかったところですが、そこはもはや高望みでしょうか。 総合的に良いソフトでございました。

単純にジオラマを作成するゲーム。 単純だからこそ、楽しめる。 単純だからこそ、奥深い。 ただただ、自分の気に入ったシチュエーションを造り、眺める。 撮影したり、簡単なアニメーションを楽しむ。 単純だからこそ、いろんな遊び方があり、 いろんな楽しみ方がある。 私は主に、PCの画面作り。 こんな景色があったなら、 あんな景色があったなら。 そんな単純を楽しむゲーム。 時間を忘れ、ジオラマ造り。

凄いとしか言いようがない。自由に箱庭をつくれるゲームです。 ベースの地形からサイズ感、木の一本、草一つ、鳥や虫、石ころ一個に至るまで自分の好きなものを好きなように配置し、それらの角度やサイズを自分で調節し、空の色や光源や画角を調節し、自分の好きな世界を作り上げることができる。 もしDLC等が追加されるのであれば喜んで購入したい、むしろDLCが欲しい！('ω') 私が神だ( ･´ｰ･｀) という神様ごっこが出来る、ステキ！！ いつもは何十時間かプレイしてからレビューするけど我慢できずに書きました、素敵なゲームです。

実に見事過ぎるヤバい代物が安価で飛び出してきた(大袈裟か？) 3DCGを作って遊んでいる人たちにとってHDRIがかなり重要な意味を持つのは誰もが承知のはず。 お高いカメラを担いで遠方に撮影に行く人たちの苦労をよそに 欲を出して試しにそんなカメラを買っても使いこなせず、風景を求めて遠方に行くのも手間だから 結果的に無料で配布されているサイトでDLして間に合わせるのが当然のような状況。 つまり写真屋と3D屋という分業制で成り立っているのだから、それはそれで良いんだが、 このFlowScapeはこの金額で簡易的なHDRIまでもが作れてしまうという一品。 2K、4K、8Kまで完備されてる(8Kは出力スペックに拠る) 個人的見解としては、売上次第ではDLCも有りそうな予感がするし 現状では一部のformatのImportが可能なようだけど、いずれExportも可能になるかもしれないし 寧ろそこまでやって欲しい、製作者サイドに期待する。

俗に言う箱庭作成ソフト。クオリティは極めて高く地形の作成も自分なりに作成でき川や湖も作成できる。配置するオブジェクトも多く環境光も編集できる。だだ日本語に対応していないが簡単な英語が出来れば問題ないでしょう。今のところ他の3Dモデラーへのエクスポート、インポートには対応していない。値段の割に良く出来たソフトだと思います。

UnityベースのTwinMotionといった風合いの景観作成ソフト。 （TwinMotionはUE4ベース） 同種のソフトの相場の1/50～1/100（またはそれ以上）という 非常に安価でありながら簡単にフォトリアルな風景を作ることのできる優れたソフト。 良い点： ・操作が簡単 　TwinMotionやLumionなどでおなじみのWASD操作で 　簡単に操作できる。 　（WASDキーで前後左右移動、QEキーで上下移動、 　マウス右ドラッグで周囲を見回す） ・日本語に対応している 　ヘルプなど一部はまだ日本語に非対応なものの、 　基本部分は日本語化されている。 ・obj形式のインポートに対応している 　obj形式のインポートに対応しているため、 　自作の3Dモデルなどを呼び出して使うことが可能。 　もし正しく呼び出せないときは 　objファイルとmtlファイル、テクスチャが 　すべて同じフォルダに揃っているか、 　ファイル名やテクスチャ名が半角英数となっているか、 　また、スペースが混ざっていないかを確認。 　（texフォルダなどにテクスチャを分けて収納するのではなく、 　objやmtlと同一のフォルダにまとめる） 　それとtgaやtiff、ddsなどのテクスチャは 　正しく呼び出せない可能性があるため 　もしテクスチャは貼られてるけど表示がおかしいという場合は 　jpegやpngに変換して貼り直したものを呼び出すことで 　正しく表示されるかもしれない。 ・バンドルされているオブジェクトが豊富 　樹木や岩石の他、住宅や動物など、 　最初から多数のオブジェクトが用意されている。 　このうち住宅や船は中世のものが大半を占めているため、 　ファンタジーものの背景を作りたいときに便利。 　（逆に車やビル、宇宙船などのオブジェクトは含まれないため、 　現代ものやSF用などとしては厳しい） ・溶岩や氷結した川の表現ができる 　昔懐かしTerragen ClassicのWaterWorksプラグインを思い出す 　溶岩や氷結した川が簡単に表現できる。 残念な点： ・地形の造成（スカルプト）は標高の上げ下げしかできない 　これはTerragenやVue、TwinMotionなど同種のソフトは 　どれも同じだが、このソフトでも地形の造成は 　標高の上げ下げしか行えない。 　つまりオーバーハングの地形やトンネルなどは作れない。 　この点についてはZBrushや3DCoatなどで必要な地形を作成して 　それをインポートすることで一応は解決できるものの、 　スカルプト→リトポ→マッピング→インポートという 　手順を踏まねばならず非常に面倒なため 　将来的にはGeoVoxやUE4のSmooth Voxel Terrainのような 　ボクセルスカルプトが出来るようになってほしい。 ・複数のオブジェクトをまとめて選択できない。 また、レイヤの概念が存在しないためグループ化もできない 　このためオブジェクトの配置を完了してから 　まとめて移動したくなったなら一つずつ動かすしか無いという 　恐るべき苦行に遭遇することになる。 　また、レイヤの概念が存在しないため、 　多数のオブジェクトを配置すると任意のオブジェクトを 　選択するのに手間取る。 　（インポートしたオブジェクトが行方不明になるのは 　日常茶飯事） ・大気の概念が存在しない 　このソフトはVRayやKeyShotなどと同じく 　IBL（というよりは反射マップ）として 　空のHDRIパノラマを使用し、そこへ光源として 　太陽を配置する方法を採用している。 　そのため、例えば太陽の高度を地表近くまで下げたとしても 　大気の散乱の影響で夕焼けや朝焼けのように 　世界が赤く染まることはない。 　（夕焼けで赤く染まった風景が作りたいなら 　そういうパノラマ画像をインポートするしか無い） ・マテリアルの概念が存在しない 　これは非常に致命的で、 　例えば自動車の3Dモデルをインポートしたとしても 　窓にガラスのマテリアルを適用して透明にすることが出来ない。 　（元から用意されているオブジェクトが中世ファンタジー系に 　偏っているのもおそらくそのため）　 ・作成できる地形の範囲が狭すぎる 　地形の大きさを最大まで広げたとしてもやはり狭い。 　オブジェクトの大きさを変更せず初期状態のままで 　少し規模の大きな街や村でも作ろうものなら、 　あっという間に世界の端まで達してしまう。 　せめて現状の5倍ぐらいは大きく作れるようになってほしい。 ・移動や回転、拡大縮小、画角などを数値で指定できない 　つまり例えば同じオブジェクトを 　20mの間隔で均等に配置したいとか 　30度刻みで同心円状に配置したいなんてときに非常に困る。 ・水の表現が貧弱 　溶岩や氷結した川が簡単に表現できるのはいいのだが、 　いわゆる水の表現は全体的に貧弱で、 　地形編集から指定できる「水」では 　ウユニ塩湖のような鏡のような水面にしかならないし、 　海を追加したとしても波の高い海は表現しにくい。 　当然、岸壁に打ち寄せる白波なども表現できない。 ・レンダリング画像の保存先が遠い 　作成した風景の保存先が 　C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\FlowScape　に 　限定されており、非常に遠い。 　 　やはりこれはデスクトップなど指定したディレクトリに 　エクスポート出来るようにしてもらいたい。 総評： 色々と残念な部分はあるものの、この手の景観作成ソフトとしては 非常に安価で操作も簡単なため自分だけの風景を作りたい人には 文句なしにオススメ。 箱庭を作ってのんびり楽しみたい人、 イラストやゲームの背景を簡単に作りたい人はぜひ！