Zenodeath のレビュー

本作の開発元が続けてリリースしているZenoシリーズの最新作にして最終作。侵略してくる謎のゼノニアンを地球は数度にわたり撃退し、今度はこっちが侵略者(インベーダー)になってやる！ということで敵本拠地に乗り込んで撃滅を狙うお話。 今回も、シンプルで直感的な操作系と敵をどんどん破壊していく爽快感、燃えるBGMといったところは健在です。ここのデベロッパーが作るシューティングは全体的にゲームスピードが速めなので、慣れないうちは少し苦労するかもしれませんが、慣れてくるとパターン構築や安全地帯なども見つけられて、やればやるほど味が出るタイプのゲームです。難点としては、全9ステージの長丁場なのでクリアまでのプレイ時間がやや長めになることでしょうか。 本作の特徴としては、"グラウンドモード"という地上に降りて上下左右にスクロールするマップ上を探索しながらターゲットを倒す面があること。ターゲットに対しては画面上で常に矢印が表示されているため、迷うことはほとんどないです。スクロールした先に敵が密集していたら一旦引き返して、狙いをつけてもう一度乗り込む、みたいな立ち回りが楽しめます。 その他特筆すべき点として、ゲーム内で敵が撃ってくる弾の色を個別にカスタマイズできます。たまにこういう機能を持っている作品がありますが、人によって見やすい/見づらい色というのはあると思うので、かなり良い機能だと思います。 全体的に良くまとまったTeam Grybabser Foxの集大成的作品。気になった方はぜひチャレンジしてみてください。