Chase the Gangsters のレビュー

パトカーを操作して、街を暴れ回るギャングを倒すゲーム。 街中には敵（ギャング）の車がうろついている他、数箇所のチェックポイントが用意されている。パトカーには銃が取り付けられており、敵に接近すると銃撃が可能になる（照準は銃が勝手に合わせてくれる）。ノルマ分のチェックポイント通過およびギャング討伐を達成することでステージクリア。全20ステージとあるが、後半5ステージはスタート位置が変わるだけで、敵の数、チェックポイントの配置、制限時間、ノルマ等は完全に同じ内容である。ちなみに、これが水増しであることは制作者もわかっているのか、15ステージ目をクリアした段階でコンプおめでとう的なメッセージが出る。なら15ステージでいいだろ。 敵の車は設定上はギャングだそうだが、こちらに危害を加えることもなく、法定速度遵守で安全ドライブをしている。そのため、自機が死ぬという概念が無く、基本的にタイムアップ以外でゲームオーバーになることはない。……のだが、[b]勢いよく敵車両と接触すると、バグによって一瞬で亜空間に吹き飛ばされ詰んでしまう[/b]。これを回避するため、敵車両と適度な車間距離を保ちつつ銃撃しなければならないのだが、謎に処理落ちを起こしたり空撃ちが止まらなくなったりと、銃撃自体の挙動もかなり怪しい。なんてスリリングなチェイスなんだ……。BGM代わりにずっと無線通信的な音声が流れているが、何故かSlackやWindowsの通知音が入っており、前衛的なセンスが伺える。お手頃なハイセンスゲームとして楽しめるだろう。