Avian Enigma 鸟之谜 のレビュー

独特な絵柄、色使いのイラストに惹かれて、ゲーム内容はわからないまま、説明文に書いてあったアドベンチャーゲームということだけ把握した状態でジャケ買いしてみた。 絵柄からしてなんか近未来のディストピア感があるが、実際そうだった。鳥は絶滅、動物は機械になっている未来なのか、そういう世界なのかで、主人公は何かの工場で働いている。割とブラックっぽい企業で、同僚たちは稼いだ金を趣味に使う日々を過ごすが、主人公は特に趣味はなく、鳥が好きというだけ。 そんな主人公がある日、本物の鳥みたいな生物と出会って…！？と、気になる展開が始まったと思ったらだいぶすぐに終わってしまった。 クリアまでは30分くらいなのでSteamの仕組みでは返金可能だし、開発側もそれは把握していてストアページにもゲームの長さに満足できない場合は返金しても構いませんと書いてある。確かに920円で30分で終わるのはかなり高いと言えば高いが、1000円する漫画を30分で読み終わることも多々あるし、ゲームだけ長さを要求されるのは不公平では？といつも思っている。 関係ない持論を述べてしまった。 おそらく機械翻訳ではない日本語翻訳があるだけで嬉しいが、同じ段落内のはずなのに「〇〇でした」、だったり少年の独白になってたりと、文末の終わり方がころころ変わったりしていてクオリティはちょっと微妙だった。プレイ自体には問題ないが。 ゲームとしてはものすごい良い、唯一の体験というほどではないが、最初に目を引いたイラストをプレイ中たくさん楽しめたのでオススメします。 不思議なゲームだったが、キャットとバードを連呼するだけの歌詞なのにメロディは良いエンディングテーマが一番不思議体験だったかもしれない。