Rogue Fable IV のレビュー

よき

正統派ローグライクのRogue Fableシリーズ4作目。 前作(Rogue Fable III)の続編というよりは、IIIのゲームバランスやUIを改良したバージョンというイメージです。 前作にあったターン経過によるHP自動回復が廃止されたり、ぶっ壊れスキルに調整が入ったりしたため、リソース管理やポジション取り、スキル振り等の戦略性がアップしました。 しかし、今作はHPを最大値の約40%回復できる緑キノコがたくさん生成されるようになったため、前作よりも余裕をもってクリアできると思います。 また、後半に出てくる強い敵のHPが何割かカットされており、シリーズ初プレイの方にもおすすめしやすい難易度になっています。 終盤に[spoiler]Arcane Tower(※遠距離属性攻撃だらけの鬼畜エリア)[/spoiler]を引いて絶望することもほぼ無くなりました。 今後のアップデートで上級者向けのチャレンジモードの追加が検討されているようなので、楽しみにしています。

[h1]イェンダーの魔法使いに会いに行く[/h1] シンプルなグラフィックでちゃんと難しい正統派ローグライク。Dungeon Crawl Stone Soupの３ルーン脱出をものすごく圧縮したようなゲームで、自動探索あり・オートアタックありで、操作性もいろんなローグライクを意識しているように見えます。近接職で調子にのってキーボード連打して死ぬところはまさにDCSS。 このゲーム独自の要素としては「地形を利用した戦闘」があります。ダメージ床、不安定な足場、各種キノコなど、踏み込んでいいタイルとそうではないタイルがあり、それらがプレイヤーとモンスター双方に影響するのが面白い。モンスターを水場に立たせて自分は安定した足場から一方的に攻撃したり（不安定状態の相手には必ずクリティカルが入る）、爆発するキノコを相手に踏ませるようにポジションをとったり。「ここで穴熊できるんだけど足場が悪いんだよな」「１対１がセオリーだけど、この地形なら３体同時に倒せるな」という状況もあり、いろんな戦法が考えられます。 早期アクセスの時点では快適にプレイするにはキーボード・マウス両方使うのが前提で、とくにキーボード派のプレイヤーにとっては操作しづらいと思います。ただし、開発者もいろんなローグライクを研究しているようなので、いずれキーボードオンリーでも遊べるようなアプデが来るかもしれません。