Obsidian のレビュー

[h1] 夢を再現するレトロフューチャー、今一度 [/h1] 1996年発売されたPCレトロゲーム。お懐かしや。 Windows／Macintoshいずれでも発売されていたゲームで、当時から60以上年先を想像して作られたパズルありのADV。 難易度はそこそこ。目的やパズルの構造はシンプルなものの、やや解決が難しいといったところ。 レトロパズルゲームが好きな方々、当時楽しんでいてまたこの世界に足を付きたいと思った方々へお勧めです。 [h2]注意[/h2] ゲームプレイほとんどにおいて手持ちアイテムはどうでもいいんですが、色のカードをもらったら枚数をちゃんと確認しましょう。 4:3ゲームを16:9にしているので、アイテム欄が見えないようになっているので枚数管理を手元でやらないといけなくなっています。 ●初見やレトロゲーム初心者方々向けのレビュー [h3] このゲームは1996年の作品そっくりそのまま [/h3] 近日VRサポートでリメイクされている[b] 前の [/b][url=store.steampowered.com/app/63660/Myst_Masterpiece_Edition/] MYST [/url]が93年、続編[url=store.steampowered.com/app/63610/Riven_1997/] RIVEN [/url]が97年作。 モニターなどは半分とか1/4ぐらいの解像度(1024x768以下)の時代の作品です。 mp4/h265とかみたいに圧縮する技術も、データを展開しつつ再生するとかいうGPUパワーもないので、色を落としたり、ブロックノイズになってしまうがデータを削ったりなど必死に努力してCD5枚にまで圧縮していたんです。 今からすればCGにリアルが混ざっていたりどこかボケている映像、シンプルでエフェクトもほとんどないBGM、深みがないちょっとざらざらとした音声…と思うかもしれませんが、そういった時代であったということを踏まえていただければ。 [h3] Save と Restore を忘れずに！ [/h3] Save asとなっているが要はセーブ。自動セーブ機能はあるにはあるけど随所でセーブをしておきましょう。 散歩したいときに行こうと思っても戻れなくなってたりとかします、随所でね。 ゲームを始めたらどんなに進めていても、森の中の荒野に投げ出されるでしょう。 データが消えたと思う前に メニュー > Restore(=ロード) を選んで、記憶も一緒に呼び起こしてください。 久しぶりに開いたりすると、あなたの脳からデータが吹っ飛んで何をすればいいかもわからなくなったりするからこれだけは注意。 [h3] レトロADVの楽しみ方をお忘れなく [/h3] 操作は以下の通り。 [list] [*][マウス操作]9割9分。いじれるところはカーソルが変わる。 [*]クリックアンドドラッグできるときは、あちこちに離してみましょう。 [*][ESCキー]メニュー [*][スペースキー]動画省略(移動ムービーとかだけ) [/list] 「ちょっと遊んではやめる」が合いません。 1プレイ１時間もしくそれ以上遊ぶつもりで時間を取っておいてください。 ゲーム中では「重要な人物の」お話をちゃんと聞いていないと、目的を見失うこともあります。 お話を聞く相手がいなかったりとかしても、とりあえずクリックして反応のあるところを探してみるつもりで歩いてみてはいかがでしょうか。 大丈夫です、「パズルに失敗したからいろいろやり直す…」なんてことはありません。 いじって失敗してみましょう。失敗したらまた試行。トライアルアンドエラーの後の達成が楽しいゲームです。 もし森と岩山の間をうろうろすることしかできないと文句を言いたくなった時は、[spoiler] テントにある端末から見れるメールやジャーナルなどは、全部目を通してからテントを離れてみてください [/spoiler]。 ●当時プレイヤーへ [h3] 日本語の音声・テキスト そ の ま ま です [/h3] 当時発売されていたテキストそっくりそのまま。 「は～い、みんな元気～？」 などなど、映像もそのままです。（暴言などを含む全てかどうかは分かりませんが…） [spoiler] 風船ガムいっぱいあげよう。 「また風船ガムくれるの？ありがっと～」 [/spoiler] 翻訳が雑いとかフォントが中国語文字が混ざっていたり字幕くっついてるだけ…なんてことを想像していましたが、日本で発売されたCD5枚組の内容のまま。 フォントもそのままのカックカクな文字のまま。角が丸められているとかそういうこともありませんでした。 [h3] 解像度が上がったため、色々と見えるようになった [/h3] テントの端末から見れるスケッチの文字やアンケート用紙の英文など、潰れて読みづらかったんですがある程度見やすくなっています。 （初プレイは英語も文字もわからない子供だったんですが） [h2] MIDIです、MIDIなんですよ [/h2] ソフトウェアMIDIでもちゃんと切り替えて再生してくれます。 ちょっと贅沢ですが、MIDI音源をアタッチして違う音源ではどう聞こえるのか、とか楽しむのもありじゃないでしょうか。 8bit音源をアタッチして楽しむとかビアノ音源のアタッチとかして楽しんでいます。 "Obsidian™ is a dream come true. Make sure it dosn't become a nightmare." [spoiler] ぐちゃぐちゃな用紙を渡した時の（くしゃくしゃくしゃ…ぽいっ）のモーションが大好きです。 [/spoiler]