Ark Nova のレビュー

早期プレイなのでまだ多少バグがあることは仕方ないと思いますが、それを加味したとしてもとても良いゲームです。 ソロモード・AIモードに加えてチャレンジモードや短期間で内容が変わる特別展示などもあり、ソロプレイ用のモードが充実しています。オンラインモードもグローバルチャットで声をかければ、時間帯にもよりますが割とすぐに集まる印象です。 ただ、残念ながら拡張は入っていません。今後ＤＬＣでも良いので、マリンワールドや追加マップが加われば１００点満点だと思います！

人気ボードゲーム、アークノヴァのデジタル版です。 対戦人数は1-4人、フレンド対戦、フリー対戦はもちろん対AIや完全ソロプレイモードもあります。 ジャンルとしては動物園運営なのですが、保全活動や大学連携による研究活動の要素があったり、色々視野が広いゲームです。 ルールがやや難しいですが、非常に多彩な展開がありボードゲームの中でも屈指の傑作だと思います。 1ゲームが1時間半～2時間ぐらいとちょっと長めかなと感じますが、結論ボードゲーム好きな方は迷わず買いでいいと思います。 【どんなゲーム？】 細部を説明するときりがなくなるので、大まかな流れのみ説明します。 プレイヤーはそれぞれが六角形のマスで区切られたミニマップを所有してスタートします。 ここに「囲い」オブジェクトを建設し、その中に動物を配置して動物園を作っていくわけです。 自分のターンになると、基本5アクションのどれか、もしくはパスを選択できます。 5アクションはそれぞれ、建設、動物、カード、後援者、協会となっています。 建設アクションは主に「囲い」オブジェクトをミニマップに配置するもので、作るには資金が必要です。 高価で場所を取る大型動物用の囲いを作ることも、その逆もできます。 作った囲いには動物アクションで動物を入れます。 配置のためには動物カードと資金が必要ですが、配置すれば訴求点(メインスコア)や様々な効果が得られます。 カードが足りなくなったらカードアクションで補充します。 動物カード以外に後援者カードや保全カードが存在します。 後援者アクションは主に資金獲得に絡みます。 お金がないと囲いも動物も買えません。 協会アクションは恒久アップグレードと、条件を満たした場合のみ行える保全活動を提供します。 主に保全活動から得られる保全点は、このゲームにおける最終スコアを高めるうえで重要なものになっています。 各アクションには1-5の強度が割り振られており、同じアクションでも強度が高いほど効果が高いです。 ただ、いずれかのアクションを行うとそのアクションの強度は1に下がり、代わりに他のアクションの強度が繰り上がるようになっています。 どのアクションをどのタイミングで使うか、常に計画が求められます。 訴求点及び保全点がルールで定められた値に達するとゲーム終了となり、最終スコアが計算され勝敗が決まります。 【ゲームの魅力】 とにかく展開が多彩です。 カードの効果とシナジー、それらを考えてプレイしなければ「強い動物園」はできないのですが、どのカードが並ぶかはゲームごとに変わります。 何を手に入れられそうか、手に入ったものを生かしてどう戦うかを考えるのが楽しいゲームです。 【留意すべき点】 ・4人対戦だと2時間近くかかったりするのが普通のゲームです。 ・カードの使い方や戦略の組み立て方、一部用語など、慣れるまでちょっと時間がかかります。 　チュートリアルを終えた後も、最初数回はAI対戦で慣らした方が良いでしょう。 ・かなりしっかりローカライズされてると思いますが、文章が崩れている所、一部カードに誤植かな？と思われるところがありました。 　ここは今後の改善を期待します。