Rally: Endless Conquest のレビュー

[b]人間、ドワーフ、エルフ、オーク、未所属。５つの勢力からなるカードを集めデッキを構築し、並み居る軍勢を蹴散らすデッキ構築ローグライク[/b] 各カードはAttack(攻撃)、Wealth(富)、Defense(防御)に加え、自身や周囲に影響を与える多様な特殊効果を持つ。 4x4の盤面に配置されたカードをプレイヤーが操作し、可能な限りシナジーを発揮できる配置に組み替え攻撃、富、防御を算出。攻撃で敵部隊のHPを削り、防御でダメージを軽減、富で通貨を獲得する。 通貨は買い物、リロールといった従来の用途の他、戦闘中に敵を買収して攻撃力を一時的に低下させられる。それ前提のバランスで設計されているため、浪費するとダメージを受けきれない。節約したり、富を稼げるシナジーを組むなど工夫が必要になる。 特徴的な要素として、登場するカードの内19枚がシークレットになっている。ゲーム進行で解放されることは無く、超低確率を引き当てたり、特定のカードを組み合わせるなどプレイヤーが条件を見つけることで入手できる所謂イースターエッグ。 好みにもよるが、これらのシークレット探し自体がひとつのコンテンツとして楽しめ、「まだ見ていないカードがある」という事実はゲームの新鮮味を長く保ち、クリア後も繰り返しプレイしたくなる魅力に繋がっている。 バランスの面では倍率強化が強すぎるようにも感じるが、総合的に見て十二分におすすめできる作品。 [b]その他[/b] オプションからEnableFactionBordersをオンにすると各勢力の色でカードが縁取りされ視認性が向上する。 初期キャラクターによって盤面の操作方法、初期デッキが変わる。 Marcus:人間。２枚のカードを選択しその位置を入れ替える Brunhilda:ドワーフ。最大４枚までカードをロックし、他のカードを引き直す Fainn:エルフ。行と列でカードを押して動かす Kragg:オーク。デッキの残りカードから１枚を選び、場のカードと交換する Erebus:混合。デッキ内から作成されたコピーを場のカードと入れ替える