Bocce Time! VR のレビュー

ボッチェの決定版 今までのボッチェと比べてよくできている ユニークなステージもあるが、 投げるパワーを50～200％にできるので全然飛ばないとかいうこともない 今ボッチェをやるならこれ！

「氷上のチェス」ことカーリングは、フィールドに描かれた蛇の目に向けて石を滑らせて放ち、モップで氷面を掻いて微調整を行う。競技する場所も道具も大掛かりすぎて、競技人口が増える要素がない。 一方でボッチェは、いくつかのボールを抱えて空き地に出向いたら、標的役になる小さめの玉を投げるともう遊べちゃう。的球近くで止まるようにボールを投げるが、ぶつけて的球を動かしてしまってもよい。 そんなカーリングの先祖、ペタンクの親戚であるボッチェを、お外に出かけることすらなく遊べるようにしてあるだけのVRゲーム。 奥の方が短い上り坂のジャンプ台になってるコースだとか、ドラム缶が乱立してて邪魔するコースだとか、ビデオゲームっぽい仕掛けも皆無ではないのだけど、一ゲームに一回だけゲージ消費技を打てるとかはないし、いいショットが放てたからって「Great!!」というお褒めのボイスや拍手のSEが鳴るといった演出で盛り上げてくれるわけでもないので、超絶地味。 オンラインマルチ機能はあるので、VR環境があってかつボッチェを一緒に遊んでも良いという人間に心当たりがある人にだけオススメ。 なお、イタリア語でボールを意味する「Bocce」はググる翻訳で音声を再生すると「ボッチェ」である。ところが、普通にググる検索するとだいたい「ボッチャ」にサジェストされてしまう。 どうやら「Bocce / ボッチェ」から派生した「Boccia / ボッチャ」がパラリンピック公式種目なせいだと思われる。 ただし、ググる翻訳でイタリア語→日本語に「Bocce」をかけると、「ペタンク」と出る。 なんなんだもう。