The Fermi Paradox のレビュー

フェルミのパラドックス」は、銀河系の片隅であなたが下した決断が、別の銀河系で文明全体を根底から覆す可能性がある、選択主導型のSFストーリー戦略ゲームだ。何千年にもわたって種族を導き、彼らが広大な宇宙を探検し、接触し、そしておそらく調和を生み出すのを助けよう。
アプリID1543150
アプリの種類GAME
開発者
出版社 Wings, Anomaly Games
カテゴリー シングルプレイヤー
ジャンル インディー, ストラテジー, シミュレーション, 早期アクセス
発売日1 7月, 2021
プラットフォーム Windows
対応言語 English

The Fermi Paradox
2 総評
2 ポジティブなレビュー
0 否定的レビュー
否定的 スコア

The Fermi Paradox は合計 2 件のレビューを獲得しており、そのうち 2 件が好評、0 件が不評です。総合スコアは「否定的」です。

最新の Steam レビュー

このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。

プレイ時間: 344 分
箱庭宇宙の神となって各星系で生じた知性体たちを導き、かれらに繁栄を与えたり、滅亡の淵に追いやったりする星間ゴッドシム。 時間経過(リアルタイムではなく、行動選択ごとに時間が進んでいく)で発生するイベント毎にプレイヤーが当該知性体たちに行動指針を与え、それによって知性体たちの各種パラメータが変動していく。 いちおうリソース管理的なところもあって人口や資源やモラルのバランスで、惑星文明が揺らいだりなんかする。 選択肢によっては synthesis と呼ばれるポイントが増減することもあって、基本的には文明を存続させる穏当な選択では減り、文明を後退させる(ときには一発で滅亡)する選択では増える。宇宙全域を幸福に平和的に発展させようとすると、このsynthesisが不足して、思いがけないネガティブイベントのとき(たとえばAIの反乱)にポイント不足でかわいい知性体たちを助けられない!といった事態も発生するのでここは注意が必要かもしれない。 一方で、ポイントが増える選択だからといってかならずしも文明存続に不利に働くわけでもない。たとえば、人口を大幅に減らす結果をもたらす選択でも、人口過剰で資源が不足気味なら延命の役に立ったりする。そのときどきで文明の状況を見極めよう。 エンディングなんかも設定されているけれど、目的に向かって「正しい選択肢」を選び続けるゲームというよりは、そんなに難しいこと考えずにテキトーに選択肢をクリックして、ときに思いがけないネガティブイベントを引き当てつつもその波瀾万丈さを愉しむタイプだろうか。 UIは簡素でテキスト中心であるけれど、イベント内容はSF的な想像力を掻き立てられるものばかり。文明のタイプも砂漠惑星だったらガラス文明、水中生物の文明だったら海の文明、と惑星や知性体のタイプによって発展の仕方が異なるのもおもしろい(ただ、産業革命以降のステージはどの文明であってもさほど差異がなくなってくる)。文化や宗教がヘンテコな方向に発展していく場合もあって、性に開放的な文化を目覚めさせたら、まるごとポルノ独裁政(なんだそれは)が支配する惑星になるケースもある。 科学が発展していくにつれて、知性体たちがアレシボメッセージやボイジャーの金属板よろしく星系外にジャズ音楽やネットミームといったメッセージを飛ばして他の知性体を探索したり、もっと発展すれば星間航行技術やFTL技術を開発して植民船を飛ばしたりもしていく。当然、他の惑星に知性体がいたら接触も起こるわけで、かれらの生みの親であるプレイヤーとしては嬉しいと同時に、ファーストコンタクトの繊細さが悩ましくなってくる。そして、だいたいは、まあ、戦争になるのだ。 ちなみに惑星だけではなく、宇宙を漂う移民船団や艦隊もひとつの文明圏としてゲーム内では扱われる。そこで独自の発展を遂げ、最終的にふるさとの惑星とは異なる文化へと行き着く可能性もある。 そうやって、実に賑やかな宇宙ができあがっていく。物語を作り上げるのは宇宙を見守っているプレイヤー自身の記憶と想像だ。 宇宙の半分を支配する好戦的なカニの文明、ポルノに支配されているくせにやたら戦闘に強くてカニの攻撃を受け付けない文明、氷の惑星で独自の宗教を発達させたがカニ星人の侵略によって母星を追い出されその後何千年何万年も漂白を続けることになる流浪の難民国家、主人に叛旗を翻して自らが惑星の支配者となったAIたち、ふたつの文明が全面戦争の末に停戦に合意した結果誰にも住まなくなった惑星、いくら神様がちょっかいだしても知性の芽生える雰囲気が皆無な最果ての惑星、知性ゼロの野蛮な戦闘種族として生まれ、過酷な住環境と度重なる食料不足と内輪揉めによって一度は千人程度まで人口が落ち込むも、愚行から学んで友愛の精神を発展させ、ついには民主国家として再生し、箱庭宇宙の進化をリードしていくようになったトカゲ民族………… みな愛しい宇宙の子どもたちだ。 スポーツ経営シミュレーションやParadox系の歴史シムで、自身でプレイするよりもオートモードで選手や国家の栄枯盛衰を見守りたいタイプのプレイヤーにオススメだ。 ただ、現状早期アクセス(24年2月でver.0.7)ということもあって、コンテンツ的にボリューム不足な感は否めない。先述したように科学の発展段階が後期になると発生イベントのバリエーションが少なくなるし、ゲーム自体も知性体が他の惑星に船を飛ばすかAIに反乱を起こされるかくらいしかなくなってくる。 知性体同士の争いも結局殺すか殺されるかの範疇に収まってしまうもので、それは真実なのかもしれないが、たとえばふたつの文明が混ざりあうといった顛末もプレイヤーとしては見たい。 この手のゲームでよくあることだけれど、当初のプラン(2023年正式リリース予定)から順調に遅れているようで、しかしまあなんとか完成させてもらいたいものだ。個人的には一二を争うくらいに好きなジャンルなので。
👍 : 2 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 297 分
銀河における神のような存在になり、各星系の環境を操作したり生物を進化させたり文明を操作したりする星系管理ゲーム。 進化に必要なリソースを収集したり各文明の知識度や人口などのパロメータの増減を調整しながら、時間経過で起こる各星系のイベントで進化の方針を選択していくのが主なゲームの流れ。 淡々と各種族の運命を左右していく雰囲気がたまらない。 SF好き、読み物好きにはおすすめできる。
👍 : 3 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 368 分
本作はある特定の複数星系における神(あるいはシミュレーション仮説における管理者)となり、各星系に発生する生物の文明化の選択、それらの文明の発展・危機などの文明における分岐点を選択し、文明そのものを操ることで、星系文明のファーストコンタクトや他星系への拡張の様子などを眺めて楽しむゲームです。 おすすめにはしていますが、あまり劇的な文章やダイナミックな印象がなく、淡々とした印象があるため、万人受けするかといえば違うでしょう。例えば、ごく一般的な友人に小説を勧めるときにいきなり早川書房のSF小説を勧める人間が共感を得られるでしょうか?今そのような気分です。 ちなみにこのゲームはどれだけ平和な宇宙人たちを育てても、SETI計画の受信やファーストコンタクト等ですぐ社会不安が発生し平和度が下がったり、宇宙人たちが勝手に盛り上がってロマン重視で無計画に送り込んだ移民船が相手宇宙人の母星系につっこんで戦争し始めますので、やっぱりスティーヴン・ホーキング博士の言う通り、星々の頂点捕食者同士の接触は不幸な出来事になりがちなんだなぁ、と思いました。(小学生並の感想) 以下はTIPSです。 このゲームでは文明における人口増加率を制御しないと後々に人口増による星系の資源枯渇によって文明崩壊が割と起こりがちなので、人口増加率は無制限に上がるがままにしないことをお勧めします。崩壊してもなかなか味わい深い最後のチャンスの回避イベントもあるので、それはそれで見てほしいですが、できるだけ30%以下かもっと下げましょう。Stellarisのように気軽に移民ができないし人口を増やす意味も薄い、といえばもう分かりますよね? あとフェルミのパラドックスって何?って方にはスティーヴン・ウェッブ著の「広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由」(昔は50の理由でしたが改訂版が出ましたよ!)を合わせて読んで頂くとより楽しめると思います。 ここまで長文のレビューを書いたのでばれていると思いますが、私はこのゲームが好きです。
👍 : 6 | 😃 : 2
肯定的
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