Instruments of Destruction のレビュー

プレステ1のアーマードコアで小突くと跡形も無く消し飛ぶ倉庫を無駄に壊し尽くしながら未来のゲームに夢見ていたような緻密な破壊描写を楽しめるゲーム。 指定の機体で指令をこなす数分程度のミッションが66ほど用意されており、中には箱を運ぶなど退屈なものもあるが、スキップして次のミッションに進むこともでき、破壊だけを楽しむことも可能。 制限時間や遺跡への被害の上限などのサブ目標には手強いものもあり、各ミッションに機体や目標の異なる別バージョンがあったりして、やり尽くそうとするとかなりのボリュームがある。 自分で機体を設計することも可能で、使用可能なパーツは機体を構築して挑む制作&破壊ミッションを攻略するごとに解放されていく。 序盤には設計画面の操作などを説明するチュートリアルを兼ねているが、日本語訳のせいかあまり分かりやすくなく、ちょっとした謎解きゲームのように感じることもあった。 序盤を過ぎると組み立てに関する目標は課されなくなり、多くのミッションはキャンペーンで獲得した強力な機体をロードして簡単に突破できる。 リトライ時などの画面遷移は高速だが、キャンペーンのメインミッションだけ毎回ヘリで降下する演出で待たされる。 選択中のメニュー項目が分かりにくい、機体選択などの初期カーソル位置がおかしい、Bボタンがキャンセルになっていない箇所がある、デザイン画面がパッドだとアナログスティックによるカーソル移動速度が遅すぎて編集しづらいなど、UIの使い勝手にはちらほら難があった。