Crying Pony のレビュー

[b]※ ネタバレ注意 ※ [/b] 全体の雰囲気や恐怖の演出等は悪くないものの 最終的にはやや残念気味な仕上がりと言わざるを得ません。 というのも、このゲームは [h1]マイケルは娘を連れて悪夢から脱出することができるでしょうか？[/h1] とあるものの、結論から言うと[spoiler]出来ないまま陰惨な結末を迎える事となり、[/spoiler]そしてストーリーの分岐要素は一切ない一本道のお話です。 このゲームでは探索してアイテムを入手するほかに色々な情報を得る事が出来るのですが、それらがストーリーや登場人物の行動に関与する要素が一切なく、また登場人物はおろかプレイヤーすら物語の真相に迫る事は出来ません。 当然、主人公が悪夢に浸食されてしまう理由も最後まで不明です。 どうせなら1周目は強制バッドエンドでも良いので、プレイ中に起こした行動によって展開や結末に何か変化が発生するような要素が何かしらあれば良質なゲームだったと言えると思うのですがそこがかなり残念に感じました。 上記とやや重複する内容ですが実績要素もいま一つです。 このゲームはオートセーブ方式にも関わらずチャプターセレクト等が存在しないので解除出来なかった実績を回収するには最初からやり直すしかないのですが、ヒントらしいヒントが無いためかなりの手探りな作業となる上に失敗のようだったら更にもう一度最初からやり直さなければなりません。 中には達成率が極端に低く実績名からも「これは何か重要な意味を持つものでは？」と思うものもあったのですが、いざ達成すると「これで終わり？」といったように思う内容でしかなく、更に実績内容とテキストもいまいち噛み合っていません。 エンディング時の実績のテキストには[spoiler]新たな始まり[/spoiler]とありますが、別の人物を主人公とした続編の構想でもあるのでしょうか。どちらにしても[spoiler]マイケルは正気を失い、娘は命を落とす結末は何も始まっていない[/spoiler]と感じました。 同社のRabi-Ribiはとても評価が高くTEVIにも期待を寄せておりますので、間違ってもこのゲームの二の舞のような内容にはなってしまわない事を願っております。

進行方向がちょっと分かりにくいですが、迷子になりつつクリアしました。 武器や回復があり、そこそこ戦闘要素も多めです。 敵が多いと攻撃のコンボくらって死ぬことが多いです・・・。 弾はケチらないことをお勧めします・・・。 ビックリ系のホラーというよりは、精神的にくるホラゲーでした。

短時間で楽しむ低難易度ホラーという印象でした。 絵や雰囲気はいいかんじです。 心臓に悪いビックリ表現はないと思います。 戦闘要素あり。 オチは定番っぽいですがはっきりした答えは提示されないため考察ゲーに分類されると思います。 ホラー表現として賛否が分かれるのが マップのつながりがわかりにくい点 同じ場所と思ったら違うマップに変化している？みたいな演出 理不尽に囲まれる場面があり、突っ切るべき場所なのか間違った道なのか試してみるしかない点 以上を考慮しても難易度は高くありません。 トライアンドエラーをしていればクリアできる難易度。 後味の悪さ、明かされたけど残る謎がホラーのおもしろさだと思いますが 明かされなさ過ぎてちょっと…というところはあります。 自分はストレスなく楽しめましたが、同社の他ゲームの満足度と比較しても明らかにお高めの価格だと思うので セール時に購入するといいと思います。

グロテスクで不気味なアートワークは頑張っている。 ゲーム性はうすあじ。 謎解きなどはなく、一本道のアドベンチャー。 戦闘もあるがフレーバー程度。 難易度は優しく、すぐリトライでき、弾薬や回復も豊富。 なお、アイテムは頻繁にリセットされるので、弾薬のやり繰りに悩む必要はない。 ストーリー面も希薄。 悪夢の世界を舞台にしているからか唐突に話が進む。 バックグラウンドのストーリーもあまり明かされない。 特にエンディングにがっかりした。 クリアしてもあまり達成感を得づらいと感じた。 総じて、つまらなくはないものの、面白かったと感じられないような出来になっている。 ボリュームも少なく、良い点よりイマイチだと感じる点が目立つ印象を受けた。