This Means Warp のレビュー

このゲームは1~4人のゲームと記載されていますが、４人推奨です。 このゲームの難易度は人数に関わらずタスクの忙しさに起因しているので 人数が少ないことは単純にデメリットです。 NPCのクルーを雇うことで不足プレイヤーを補うことはできますが、 完全に操作することはできないので彼らは簡単に死にます　そして船が壊れます。 仲間内で通話しつつやるのであれば４人未満はお勧めしません ゲームの内容は面白いです。 FTLのように攻撃箇所を選択する戦略があり、 武器以外に攻撃、防御用の設備や強化できるアドオンのようなものがありユニークで面白いと思います。 日本語に対応していませんが、時限の選択肢を選ぶ際に少し苦労する程度でプレイにはあまり影響はないです。

1つの宇宙船に最大4人のクルーが乗り込み、敵の宇宙船と戦ったりミニゲームをこなしたりしながらステージを進んでいくローグライト宇宙船シム。 PVからもわかる通りsteamの殿堂入り的名作、FTLを強く意識した作品になっている。といっても、大枠のデザインこそ似ているもののFTLがじっくり操作を吟味する戦略SLGなのに対し、この作品は状況を読み取りつつ修理と射撃のために忙しく走り回るアクションストラテジーになる。本質はOvercooked系に近いかも。 オンラインマルチプレイ対応。マルチプレイでは難易度がスケーリングされるので、プレイヤーが多ければぬるいなんて事もない。 マップに配置されたタイル毎に、アイコンの内容に沿ったランダムなイベントが発生。基本的にはどのイベントも成功時にランダムな報酬アイテムが得られる。 システムを設置できるスペースは有限で、メイン銃は2門固定。武器やアップグレードは基本的に上書きで前のやつは消滅になる事から、どこに何を取り付けるかを選択するのがとても楽しい。 敵との戦闘では、2つの宇宙船がなぜか目の前でガンつけあってお互いのシステムを攻撃していく。 基本的には敵の武装を壊していけば有利になる。シールドが張られていたらシールド設備を壊したり、ボスならギミックの理解も必要になる。 ダメージを受けると時間で減少するゲージが出現し（黄色ゲージ）、修理するまでにゲージが無くなるとその戦闘中の最大船体HPが減少してしまう（赤ゲージ）。確率で赤ゲージではなく船体HPが永続減少する？（黒ゲージ）ので可能な限りゲージが無くなる前に修理したい。放り込まれたボムは手早く処理しないと大損害になる。 敵のクルーが丸見えなので、慣れてくると敵の行動に合わせて先回り攻撃できるようになる、外壁を壊して敵クルーを排出させたりとか。楽しい。 不満点は、イベントのテキストが自動送り+選択肢を選ぶのが時限式なので英語noobに優しくない点。とはいえイベントはこなせば報酬が得られるのでとりあえずイケイケの選択肢を選んでおけばOK。 それとローグライク要素を多く取り入れているがリプレイ性にのみ効果を期待しているようで、ローグライクらしい面白さはほとんど無い。戦闘は一時停止できなくて思考してる暇はないのでとにかく敵船のパーツ破壊をするのが基本戦略だし（工夫の余地はあるし思考は無駄ではないが…）、マップは動機付けが弱くてルートを選べる必要性が薄いし、装備入手機会が少なくてゲーム中盤以降を乗り切れる火力が出せるかが割と運ゲーになってる。 それでもなお高評価をつけるのは、ドタバタ協力アクションとしてならそこそこ面白いからだ。少なくともFTLと同じ系統の面白さは期待してはいけない。 比較的ゲームの出来が良いだけに微妙に惜しいゲームバランスなので、これからのアップデートに期待してます。 追記：バージョン1.0になり、バランスの見直しが入ってかなり遊びやすくなりました。具体的には得られるお金が大幅に増えて、ショップでのリロールや複数購入しやすくなって武装が整えやすくなった事で運ゲー度が大きく下がりました。それでもFTLと同程度の難易度ですが…繰り返しプレイと考えると妥当な範囲でしょう。