Jessika のレビュー

Her Storyが大好きなのでsteamおすすめだったこの作品もプレイしてみました！ なんというかシステム的にはほぼ Her Story ( ＋ simulacra 感もあるかも)なのですが、こちらはタグ検索となっていてビデオに出てきたワードそのままが必ずしも検索にひっかかるわけではない仕様となっていました。なので気になるワードは日本語と英語両方で検索することをおすすめします。 ゲーム開始時はタグ検索や少しずつわかってくる真実にわくわくしながらやってたのですが、う～ん… 途中の展開から個人的にはげんなりしつつエンディング？へ。 ストーリーはなんとなく理解したものの、ん？これはどういうことだ？？って疑問でもやもや コミュニティのネタバレスレッドで解説してくださってる方のを翻訳かけながら見て、おかげでやっと納得できました！ ローカライズの関係で本家ドイツ語版以外の言語でプレイすると細かいとこがよくわかんない感じになっちゃうみたいですねー 正直自分にはあまり刺さらなかったけど、意欲作であることには間違いないですしワード検索系のこういう作品が好きな方なら楽しめるんじゃないかなと思ったのでおすすめ評価にします！ 実績全解除したぞーと思ってたら他の方のレビューでタグが４つ足りないことに気付き、英語版のワード一覧を見てしまった； 自力じゃ無理…

[h1] 激しいネタバレを含みます。 [/h1] [b]さっき見たのはもしかして[spoiler] エンディング [/spoiler]なのか？[/b] そんな気持ちのままシャットダウンに至ってしまった。 ゲーム内イベントのひとつであろう[spoiler]と思われた、 何者かに後頭部から殴られたような衝撃（物理）を受けた [/spoiler]頃にほとんどのキーワードは出尽くして、情けなくも英語の攻略サイトを頼り、どうも総数らしい[spoiler] 175[/spoiler]個のファイルを取りきったあと、[spoiler] 何も起こらなかった[/spoiler]からである。 （余談ながら、私にとっての最後の１ファイルのキーワードは[spoiler] powerful [/spoiler]であった。どなたかの一助になれば幸い） ゲームとしては面白い。Her Storyが楽しかった人はきっとそれなりに楽しめると思う。今回は仲間もいるし孤独ではない。[spoiler]途中までは。[/spoiler] 個人的には依頼人までが[spoiler] 共感できない [/spoiler]のはちょっと目新しかった。彼女の境遇や告白を興味深く観測し想像することはできたものの、だからといってそれがどうして[spoiler] 自殺に至った[/spoiler]のか。それがわからない。[spoiler]極度の躁鬱だったのかもしれない。 [/spoiler] 何かを見落としているのだろうか。もしそうなら切に教えてほしい。このレビューも変容するかもしれない。 ただ、現状では[spoiler] 虚無[/spoiler]である。 [spoiler] 自転車でやってきた霊？にぶん殴られて仲間に死を惜しまれるほどのことをした覚えが全くないので、フラストレーションしか溜まらなかった。死者とは言え人の秘密を暴くなという教訓なのだろうか。[/spoiler] ちなみに、日本語対応だが英単語入力と日本語入力では微妙に検索結果が違うことが何度かあった。詰まったら両方試してみるのが良いと思います。

[h1]はじまり[/h1] [list] [*]あなたは遺族の依頼を受け、亡くなった人のPC・デバイスから情報取得する職業。 [*]今回は自殺者の父親から「娘の死の原因を知りたい」と依頼。 [/list] 　 [h1]ゲームシステム[/h1] [list] [*]ターゲットのPCに侵入。「#タグ」欄に単語を入力し、ファイルを読んでいく。 [*]「Her Story」系 [*]おすすめ 　① 発見したすべてのファイルをお気に入り（★）に入れる 　② 音量はゲーム側だけでなくPC側でも調整 [/list] 　 [h1]おすすめしない理由[/h1] 人を選ぶ題材については置いといても、システムの不親切さでストレスの方が強かった。 [b]① ストーリーを一覧できない[/b] 　終盤～クリア後に本当に後悔した。 　発見したファイルすべてを、お気に入り（★）に入れておくべきだった。 　単語を入れるうち、知らずに暗号が解けている事がある。 　お気に入りに入れてあれば、解けた分を読むだけ。 　入れてない場合は、ヒットした単語をまた探して、再入力する手間がいる。 　また、暗号解除したファイルも一覧できないので、話の流れを見直したい時も苦労する。 　メッセージ性の強いストーリーなのに、理解したい心にハードルを設けるのがもったいない。 [b]② ゲーム内の音量調節ですべての音を調整できない[/b] 　マスター音量の調節でも調整できない音があり、私の環境だとかなりうるさかった。 　大きな音が苦手なため、非常にストレスだった。 [b]③ で、結局どうなったの？[/b] 　終盤、何か起きたことはわかるが何が起きたか説明不足。 　作品に対し、執念で情報を追えば何となく理解はできるが、面白い作業ではなかった。 [b]④ 100% には出てくる単語だけでなく連想や、英語版の単語も必要[/b] 　 　 [h1]解説、感想[/h1] ※ もろにネタバレなので注意 [spoiler] ドイツの極右テロ組織 NSU と、所属メンバーの女性「ベアテ・チェーペ」に触発されたゲームとのこと。だからこそ、ストーリーを一覧できる機能がほしかった。 コンサートで男と出会い、ハマり、他愛もない流れ（SNAP_01）でSNSグループに誘われ… 落とし穴はそこらで口を開けているし、集団になってエスカレートしていく様も嫌悪感を抱くほどリアルだった。 でも、この問題提起に共感できるまでプレイしてくれる人って、このゲーム性だと少数じゃなかろうか。 ジェシカは赤ちゃんを「それ」「アレ」と呼び、グループに入る以前から共感しにくい人間性。 生い立ちを調べても、汚い言葉や民族主義を尊ぶ動画が出てくるだけで、正直詳しく知りたいと思わない。 意固地になって、時間使ってカタカタ検索しまくった私みたいなオタクだけだろう。 しかも、終盤ファイルが消えてくんだってばよ。 序盤の展開はすごく面白かった。 家族やパパについて調べていく、姉妹がいるらしい、パパは「事件」後に赤ちゃんを連れて出ていった、ジェシカのせいじゃない、でも信じてくれなかった。 ⇨ あれ？ 　じゃあパパは、あとからジェシカと和解、もしくは反省して、この依頼をしてきたのか？ 　それとも… 「Log_060　ワルディの安楽死」（#タグ：優勝） を依頼者に報告すると、彼の正体（＝ジェシカ）がわかるので、さらに面白い。 残念ながら、私は1周目ではこのチャットが読めなかった。 代わりにサシャについてのチャットで察することができたので、いくつかの報告でわかるようにはなっているみたいだ。 終盤は、どうもジェシカがハッキングし返し＆カフェにテロ攻撃してきたらしい。 なんだかディスプレイに血が飛んでるけど、変わらずカタカタできるのがシュール。 どんだけカタカタ好きなんだ、早く病院に行った方がいい。 「SNAP_05」～「SNAP_08」（#タグ：攻撃、血、three、家） 彼らのSNSを読むと、ジェシカ達が団結を強化するため、中心3人の「血」を重視した事がわかる。 「親戚に連絡してみる。しかし入部テストは必要だ」ということで、今回の依頼はその一環だったらしい。 依頼者がこまめに報告を欲しがっていたのは、主義主張に賛同しているかその都度聞きたかったからか。 （※私の環境では「SNAP_08」は「three」という英単語の入力でやっと解除された。大半の人は気づかなそう。この流れもメインストーリーに組み込んで、「ああ、そういうことだったのか…」と味わう方が、プレイヤーも納得感があると思うんだけどなあ） 「Log_027　ママの妊娠」（#タグ：妊娠） の報告で、依頼者にジェシカの兄弟の名を尋ねるが、教えてもらえない・はぐらかされるシーンがある。このへんで、プレイヤーが兄弟かも？と推測はできそうだ。 私は、血を重んじるジェシカが実は混血だった、という展開が来ると思っていた。 どちらにしろ、プレイヤーは推測するだけして、期待しながら終盤を迎えるが、明示される答えはなく、尻切れトンボで「あれ？終わった…？」という感覚。 挑戦的なテーマなだけに、もったいない作品だった。 [/spoiler]

単語を入れ、ストーリーを見て謎を解く…こういったゲーム大好きなので日本語訳がついたものどんどん出して欲しい～💖これ系のゲームは全部やりました。楽しすぎる(*'ω'*)

このゲームはある1人のドイツ人女性「ジェシカ」が如何にして[b]"壊れていったのか"[/b]を探し出すフルモーション系ミステリー推理アドベンチャーです。 [h1]※概要[/h1] （ストーリー開始時の内容が含まれるので、ストアページ以外の情報を知りたくない方は下の「[b]といった流れが本作の概要[/b]」まで飛ばして下さい） プレイヤーは友人の「チャド」の誘いによって「遺族からの依頼で故人のPCをハッキングし、集めた情報を渡す」という、（不正アクセス的犯罪では？と思われる黒い）「ケム」が社長の小さなIT会社で働くことになった、ビジネスハッカーである。 ある日「グラビッシュ」という人物の娘である「ジェシカ」のPCから情報を探ってほしいと依頼を受ける。 そう、タイトルにもなっている「ジェシカ」は既に故人であり、自ら命を絶ったようだ。 彼女の所持していたPCは「グラビッシュ」氏もログインIDとパスワードを知っているが、ファイルの全てが暗号化されている為閲覧出来ないと言う。 「ジェシカ」は生前webサイトで動画をアップロードしていたらしい、しかしそのwebサイトも消失している様子。 つまり依頼内容はこうだ、「ジェシカのPCをハッキングし、暗号化された動画ファイルを探して解析、ジェシカが何故自ら命を絶ったのかを調べ依頼者に提出する」。 こう書くと難しい内容かと思うかもしれないが、プレイヤーには会社の同僚「ゾーイ」が開発した「Decrypter」という強力なハッキングアプリが支給されている。 このアプリは侵入したPCのファイルに関連するタグを入力すると自動的にファイル取得と解読作業をする優れモノ。入力されたタグからファイル取得をすればするほど暗号パターンを学習し解読機能が強化され、強固に暗号化されたファイルも短時間で解読出来るようになる仕組みだ。 こうしてプレイヤーは「ジェシカ」のPCをハッキングし、彼女の死の謎を動画を通して探ることになる…。 [b]といった流れが本作の概要となります。[/b] ゲームを開始すると登場人物のプレイヤーとの関係が一切説明されないままゲームの世界に放り出される為、概要が少々冗長になってしまいました。 以上の情報はメッセンジャーアプリのログから知ることが出来ますが…プレイヤーの立ち位置が分からないままストーリーが始まり困惑したので、一応ネタバレに配慮した上で書かせて頂きました。 「[b]それを探す所からがゲームだろうが！[/b]」と仰っしゃられる既プレイヤーの方も居るかもしれませんが、「プレイヤーは何者なんだ？」から始まるのが嫌な方の為のレビューだと思って目をつぶって下さい。 ゲーム内容としてはキーワードを打ち込み、出てきた関連した動画を観て推理し、更に新しいキーワードを見つけて新しい動画を探す作業を繰り返す、[b]直球に言ってしまえば「Her Story」とほとんど代わりはない内容[/b]となっています。 ただ「Her Story」と少し違う所はファイルが暗号化されている為、動画を一定数見つけないと更に複雑に暗号化された動画を見る事が出来ない点です。 なので、いきなり確信に近いファイルを見つけたとしても序盤では見ることが出来ないと言う訳です。 [h1]○このゲームの良いところ[/h1] [list] [*]○日本語字幕・日本語UI対応。一部未翻訳や文体が変な翻訳もありますがゲームのストーリー理解に支障がないかなり品質の高い翻訳でした。 [*]○キーワード検索において日本語入力にも対応。翻訳された字幕に出てきた単語をそのまま検索出来るのは非常にありがたいです。（ただ日本語入力にすると、ゲーム内で連動して鳴るキータイプSEが無くなってしまい少し寂しいですが…） [*]○発見したファイルのお気に入り保存機能。暗号未解読ファイルも保存でき、保存数の上限もなく、未読のファイルはサムネイルが表示されない等、ユーザーフレンドリーなUIの為スムーズにゲームを進行できます。 [*]○メッセンジャーアプリによる同僚とのコミュニケーション機能。仕事の内容から他愛もない日常会話メッセージが送られてきます。「[i]あー今自分小さいアットホームなIT会社で働いてるなー[/i]」という没入感に入り込めます。ただ作業中にもメッセージが飛んできたりする辺りもリアルっぽいのでそこは賛否あるかも…。 [*]○余計な機能がなく、アプリや動画をドラッグでゲーム上のデスクトップの好きな場所に移動できます。まさにハッキングのお仕事するためのPC、そのアプリに関連するファイルなどは全てそのアプリ内で一纏めに格納されています。[strike]私のデスクトップとは大違い！[/strike] [*]○環境音やタイプ音などのSEにこだわりを感じます。実際にそういう作業をしているという没入感に一役買っています。PCの日付を元にゲーム内ログの日付も変化するので是非早朝や昼間にヘッドホンやイヤホンをつけて遊ぶことをオススメします。 [*]○「壊れていくジェシカ」。音声はドイツ語と英語吹き替えがあり、私は英語吹き替えを選びました。吹き替えの違和感が無く役者さんの演技がとても素晴らしいです。（他言語のレビューでは演技が下手とあった為ドイツ語やネイティブの方には違和感があるのかも？でも私は好きです。） [/list] [h1]×このゲームの駄目な所[/h1] [list] [*]×概要にも書いた通り、初見ではプレイヤーの立ち位置が全く分からないままスタートします。メッセンジャーのログからプレイヤーの立ち位置把握するところからゲームが始まっているとしても、プレイヤーの職業が「Her Story」と違い特殊である事と登場人物の名前や関係すら分からないまま始まるのはやはりファーストインプレッションとしてはあまり良い演出ではないと思います。 [*]×キーワードの日本語入力対応ですが、やはり多言語ではニュアンスの違いでキーワードに引っかからない動画がいくつかあります。これは仕様上仕方の無いことだと思いますが、せめて翻訳の際単語の言い換え等で対処してほしかったです。 [*]×動画の暗号化解除には特定のキーワードを打ち込む必要がありますが、重要でない動画にも関わらず一つの単語だけでしか解除出来ない物がいくつかありました。実績解除の為コミュニティガイドに頼った所、最初の方で見る動画だよなこれ…というものがいくつかありました…。 [*]×こういうゲームでありがちなPCの不調演出。最初はまあ…軽く驚きますが、最終盤になると段々その頻度が高くなってきて煩わしくなってきます。正直鬱陶しかったです。 [*]×ストーリーは一本道。エンディングも１つ。見た動画の順番によるストーリーの変化などはありません。一定数の動画を見ると勝手にストーリーが進んでしまうため、観た動画での推理したジェシカの情報とストーリー進行によって追加される情報にズレが生じて混乱してしまいます。これもストーリー上の演出なのか判断出来ませんでした。 [*]×[b]一部嫌悪感を抱く場合がある表現が含まれる。[/b]ストーリーのネタバレになるのであまり書きませんが、あえて単語を上げるなら[b]「暴行」「政治」「ヘイト」「純血（純潔の誤字ではない）」[/b]です。これらの単語に嫌悪を抱く場合プレイはオススメしません。[b]（おっと！安心して下さい、ジェシカがそれらを語るだけでそういった映像は流れません！）[/b] [*]×「ジェシカ」のストーリーは「Her Story」にはなれなかった。導入や中盤までのストーリーは「自分で推理して検索する」ゲーム性もあり引き込まれました。しかし終盤にかけてのストーリーは「Her Story」との差別化やどんでん返しのつもりだったのかもしれませんが、プレイする側としては正直「えぇ……？」と言う感想でした。 [/list] このレビューを書いている私自身は「Her Story」の他に「SIMULACRA1&2」「Replica」「Hacknet」等いわゆる「ハッキング系アドベンチャー」をプレイ済み（全て全実績解除済み）でして、様するに「ハッキング系アドベンチャー」というジャンルが好きなのです。今回も「Her Story」のフォロワーでありしかも故人のPCをハッキング！タグにホラーは無いけれどミステリー・スリラーと心躍るタグがついているではありませんか！定価はちょっとお高いのでセールで購入いたしました。 何度も繰り返してすみませんが、最初の設定分からない状態から脱却してビデオを探す作業は「Her Story」をプレイしていた時のようにワクワクしながら夢中で遊んでいました。 ですが、ある動画を境にこのゲームの評価は私の中で大きく下がりました。「ジェシカ」が何故ココまで壊れてしまったのかという謎よりも、ストーリーが主張したい部分と私が期待していたワクワクが大きくかけ離れてしまったのです。 正直に書きますと、このレビューを書くかどうかも数日迷いました。 他の方の日本語レビューは日本語対応されているよ以外の情報がなかったので、じゃあ私が詳細レビュー書いちゃおっとプレイ中盤まで思っていたのですが、上記の通り内容が過激な事、リアルの現代のご時世（執筆時2022年5月とある国同士が争っている）や日本の一部のコミュニティにクリティカルな事柄がある事、そして最終盤のどう解釈すればいいのか分からなくなる演出の数々、コレは万人にはちょっとオススメは出来ないかなぁ…と思ってしまいました。 2020年に発売されて「Her Story」フォロワーで日本語対応のやや好評ならゲーム内容に対するレビューがあってもおかしくないのに…と違和感がありましたがコレが原因かなぁと考えます。 ゲーム自体の出来は非常に良いです。翻訳もほぼ完璧です。ただ、ストーリーが私には合いませんでした。 ただ、「ジェシカが壊れた理由・ジェシカの心境の変化」については考えさせられる内容ではある為、刺さる人には刺さるストーリーだと思います。ですのでおすすめボタンを押します。 実績も一つちょっと頭をひねるモノがあるだけで難しいものはないので全実績解除も簡単です。 もし[b]「ジェシカ」の「ストーリー」[/b]に興味があるなら、セールの時に購入することをオススメ致します。

他のレビューにもあるとおり、以前はストアページ上で日本語字幕ありとなっていましたが、実際は英語/ドイツ語/中国語のみの表示で日本語対応していない状態でした。 パブリッシャーと何度かやり取りとした結果、ローカライズが再プッシュされ、無事日本語化されました。