SELF のレビュー

いやこれほんまに楽しすぎる。 アンダーテールにも似ているような,,XD

[h3] 「後悔」が好きな人にはオススメ [/h3] 男の子の語りで始まるノベルゲーム（たまにミニゲーム有り）。 レトロなピクセルアートで、BGMに立体感があって良い。 肝心の物語については、人によって感じ方が異なるだろう。自分はとても好きだった。 作り手が意図している「真実」が明確にある。段々と全体像が分かっていき、最終的に夢うつつな語りに心打たれた。

個人的に嫌いではなかったが、人に勧めたいようなゲームでなかったように思う。 基本的にはノベルゲームで、謎の世界で父親を捜すために主人公ががんばる、というような話。 良かった点としては、演出と音楽を挙げたい。モニターに映されたようなゲーム画面や、時折挟まるミニゲームやインタラクション、またそのBGMは、奇妙な世界観と非常にマッチしており、とても雰囲気が出ていると感じた。 あまり良くなかった点としては、それらの演出にあまり意味があるように思えなかったところか。 これは僕の読解力とか考察力とかの問題かもしれないし、またカフカスタイルというので不条理なものを目指していたのかもしれないが、「このシーンはそういうことだったのか！」みたいなものをあまり感じ取れなかった。 また、そもそも、意味不明な世界の描写が殆どを占めており、あまり主人公に感情移入できなかった。主人公もたまに奇怪な行動をするし。そのため、EDまで見ても、あまり驚きも納得もなく終わってしまった印象が拭えない。 結論としては、「奇妙な世界を雰囲気たっぷりに味わいたい」というような人にはオススメできるかもしれない。不思議の国のアリスみたいな感じの作品。 少なくとも、だいぶ人を選ぶゲームではあると思う。