Extreme Truck Simulator のレビュー

[h1]これはゲームでもシミュレーションでもない[/h1] まず言いたいのはこれを買ってはいけないということ。 個人的にこの内容でお金を取っている行為は人道に反していると思う。 信頼と実績のUnity製。 更に低品質ゲーの温床となっているSimulator系である。 おそらくアセットで最低限の形を整えただけだろうが、あんのじょう出来がひどい。 悲しいことに製作者にはアセットを選ぶセンスもなかったのだ。 正直言ってこれをゲームと呼んでいいのか困るレベル。 ウ○コをいくらコネたところでハンバーグになるわけではないんだぞ。 遊ぼうとするといきなりステージ選択をさせられる。 ステージ1以降をアンロックするにはゲーム内での莫大なお金が必要になる。 つまりステージ１を何周もしなくてはいけない。 いきなりの作業を求められるわけだが、1回のクリアでもらえる報酬は微々たるもの。 作業も楽しければなんてことはないのだが、もちろんつまらない。 というより何もない。 虚無。 操作説明が全く無いので間違っているかもしれないが、おそらく前進とブレーキしかない。 上にある公式のスクリーンショットを見てほしいのだが、車を題材にしたゲームにあってしかるべきスピードメーターがない。 要するにアクセルを踏み続けることで加速するという概念すらないのだ。 ブレーキをかけない限り一定の速度で動くトラックのような何かを動かすだけ。 報酬はコース中のオレンジ色の輪っかに触れるともらえるのだが、ゴールはその報酬を獲得する権利を得るだけに過ぎない。 頑張って速く走ってもタイムはバグで記録されず、報酬が増えるわけでもなく、何かがアンロックされるわけでもない。 もう一週走るか？タイトルに戻るか？と聞かれるだけ。 つまり速く走る事自体に意味がない。 こんな、ゲーム業界がコツコツと積み上げてきたカーゲームの進化を否定するような冒涜的作品が2019年に出てくるって時点で相当やばくないか？ めまいがするよ…。 一番の問題はトラックのシミュレーターな部分がないことだ。 決められた無人のコースをただひたすら走るだけ。 先に述べたように速く走ったらその分報酬が増えるとかの楽しませる要素は一切ない。 他の車は？いない。 ミッションは？ない。 コースに分岐やショートカットは？ない。 信号や標識もない。 ちなみに積荷に積んである商品は飾りできれいに運んでも落としても意味がない。 なぜかコースの途中にはジャンプ台が設置してあるのだが、それも意味がない。 というか飛ぶとガバ物理演算を導入してあるせいで最悪横転した後に復帰できず詰む。 (横転して自動ですくっと立ち上がるトラックに一瞬笑えるのはせめてものの救いか) 一応アップグレードと言い張る何か(ガソリン容量、スピード、獲得金額増加)はあるが、強化しても効果をちっとも実感できない。 そもそも強化したところでタイムを記録する機能がバグっている以上はスピードが必要になる場面はないし、燃料の容量が増えたところでゴールまでの距離は変わらない。 金額を増やしてもほんのわずか増えるだけ。 こんな偽アップグレード要素に時間を費やす意味は全く無い。 後はことあるごとにタイトル画面に戻らなくちゃいけないのもクソポイントが高い。 1回走っただけでこれはやばいと真顔になり、買った事を後悔した。 5分以内に全容が明らかになる底の浅さにびっくり。 2019年発売Steamクソゲーランキングがあるなら十分ノミネートできる代物だと思う。 ■追記 頑張ってステージ2を解禁してみたが、相変わらず何もない上に得られる報酬がステージ1よりも少ないというまさかの事実に愕然とした。 このデジタルのゴミには先に進む楽しみもないのだ。

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