Diesel Railcar Simulator のレビュー

20世紀中頃の英国のような世界で、ディーゼル機関車を運転します。 それなりに楽しいです。 この国には、天候の変化もなく一年中昼間です。 また、川や湖も一切無く、トンネルを掘削する技術もないようです。 現在、まだアーリーアクセスの状態なので、今後の発展に期待しましょう。 ○長所 ・地形を自由に作って、自由に路線を作れる。ダイヤも自分で設定できる。（結構敷居が高いので、誰かがWorkShopに上げてくれるの期待するのも良いでしょう。） ・列車の外観も自由に作れる（ようです。）（相当敷居が高いので、誰かがWorkShopに上げてくれるの期待するのも良いでしょう。） ・列車の見栄えや走行音は結構リアル。高速になると、窓のがたつきの音が入ったりする。 ・言語対応がわりときちんとしているので、日本語化ファイルをアップロードしました。WorkShopからご利用ください。設定メニューのヘルプが割としっかりしています。（地形や時刻表のエディタはまだ開発途上で、多言語対応していません。） ×短所 ・列車の停止位置は結構シビアです。なかなか、駅のどこに止まったら良いのかの感覚がつかめない。 ・画面の質感は、DoveTailの Train Simulator と同程度かな、といったところ。Train Sim World 2 と比べるとやはり劣ります。 ・風景をどう作っても、やはり同じような所にしか見えない。 ・川や湖、トンネルがないのは、やはり寂しい。 短所のいくつかは、正式版では解消されることを期待しましょう。

イギリスでディーゼル機関車を運転するシミュレーターです。 旅客輸送ミッションだけで、貨物輸送はありません。 登場する車種は5種類ありますが、すべてディーゼル機関車（各車で操作方法が違います）、路線は2路線収録されていて、ミッションによって上り下り、枝分かれした路線などを使っています。 まず、動作については、Core i5 4460、GTX 1060 6GBのPCでも、フルHD最高設定で60FPS安定して出ています。 ディーゼル機関車の運転については、おせっかいなくらい丁寧な表示によって、いつどのキーを押せばよいのか教えてくれるので、この機能を切らない限りは、英語がわからなくても鉄道シム初心者でも、赤信号を無視してしまったりオーバーランしてしまったりすることはないでしょう。 ただ、現在のバージョンではマウスでマスコンや各種ボタンを操作することはできないので、キーボードをポチポチするしかありません。 路線については、草原が広がっているようなところばかりで建物が少なく、かなりさみしいですが、目いっぱいまで加速できるストレートや山道のグネグネカーブもあるので、運転していて飽きはしません。 また、ミッションは最短15分程度から1時間超えまで豊富にあり、回送ミッションや、止まっている列車に連結して指定駅まで持っていくレスキューミッションなどもあります。 環境については、見た目はアニメチックでかわいい感じですが、このゲームは音にこだわっているようで、マスコンをガチャガチャする音や、ガタンゴトンという眠気を誘う音、エンジンの出力が上がっていく刺激的な音はかなりリアルです。 残念ながら雨や夜はありません。お天気の昼間だけです。 乗客視点もあり、さらにコンピュータが自動運転してくれるモードもあるので、乗客としてまったりと旅を楽しむこともできます。 同じミッションを遊んでも路線の混み具合がランダムで変わり、信号待ちが発生したりしなかったりするらしいです。どこがどう変わるのかは、正直あまり実感できていません。 また、現在のバージョンでは、駅のホームに人は立っていますが、運転手や乗客は描かれていないので、幽霊列車状態です。 総評としては、アーリーアクセス中ということもあって足りない部分は多々ありますが、某鉄道シムよりよっぽど軽くて、まったくの初めてでもストレスなく遊べて、某鉄道シムの高くて出来損ないのアドオンよりも丁寧につくられているので、長く楽しめると思います。