Bitter Belief のレビュー

この手のゲームは腐るほど出ているのに何も学んでいない作品。 本作は探索型アクションで難易度的にはアイワナ系に近い即死オンパレード。 なのに復帰地点が遠いわ、復帰速度も遅いわで後発なのに遊び心地が先発より数段劣っている。 会話も当たり前のようにあるべき手動での改ページ操作がなく、すべて自動送りな上に改ページが遅いので一度会話が始まるとなかなか進まないという凶悪なテンポの悪さを開始5分以内に味わうことになった。 ライフもハートが3つある割には被弾要素は即死箇所ばかりなので何のためのライフなのかいまいちわからず、制作者もよくわかっていないんじゃないかと疑いたくなる。 攻撃については独特で攻撃ボタンを押すと 　①画面が低速状態になる（いわゆるバレットタイムに近い） 　②近くに敵がいると突進する方向が赤矢印で表示される（やや見づらい） 　③攻撃ボタンを離すと矢印方向に向かって突進する となっており、近くに敵がいない場合は画面が低速になるだけなので即死罠だらけの場面で素早い判断を求められるときはこれを使って乗り越えろということなのだろう。それ自体は問題ないが、敵がいる序盤局面においてやたらとアクロバティックな操作を要求され、進みにくいのがストレス。 例えば 敵 ↑ ↑ 敵 ↑ ↑ 自 と自分の上側に浮いている敵が2体いて、進行方向は一番上側の敵の先にある。途中で乗れる足場がない。 ここでどうすればいいのかというと上に突進を2回だ。 これが一画面に収まっていればいいのだが一画面に収まっていないため、1体目を倒した後、上に2体目がいることに気づけないので初回だとまず成功しない。倒した敵はしばらく待っていると復活するがこの待ちが長いのでやはりここでもテンポが悪い。さらに2体目をうまく倒してもそこから再ジャンプができないので2体目の突撃を当てる位置やタイミングも修正しないといけない。当然この間、敵の復活を待つことになるので待機だ。 うん、やってられんわ。 ちなみにゲーム以外の部分だとオプション機能が何もなく、画面サイズ変更もなければボリューム変更もない（なおデフォは爆音寄り）。つまり何の変更もできない不便な仕様であり、低価格＝低品質を地で行く作品なのが良く伝わった。 本作を一言で表そう。 [h1]駄作だ。[/h1]